老いるショック

土曜日と日曜日に、名古屋と岐阜でライブに出演させていただきました。

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実は、今、ライブハウスも経営の危機に陥っています。ライブをする人がいないのです。

背景には、やはり若い方が少なくなってきたことが一番にあげられるわけですが、私が思うにもうひとつ、世の中が便利になりすぎたからでょうかね。

私の若い頃は、ライブハウスもレンタルスタジオも若者であふれかえっていました。が、今は、ほとんど若者はいません。

若者の絶対数が減ったこともありますが、スマートホンの普及により、現実的な友達との遊びではなく、スマートホンを通じての仮想的な遊びに変わったからだと思います。遊び=繋がり。ラインやフェイスブックといった、ネットでの簡単に構築できる繋がりに依存しすぎなのではないでしょうか?

私たちの若かりし頃は、知識を得る手段もなく、ライブをやるにしろ、バイクを乗るにしろ、自分より経験が豊富な人に聞いたりして、欲しい知識を得てきました。

それがいまは、わからないことは、手元のスマートホンですぐ調べられます。

そして、スマートホンを利用して、ネット社会で自分を、構築、アピールすることができます。

わざわざ、ライブハウスで曲を聞いてくれる人に演奏しなくても、ネットに曲を流せばいいわけです。

外で遊ぶよりも、家でスマホをいじっている方が楽しい状態になると、だんだん引きこもりがちになり、消費活動が行われなくなるようなきがします。若者による経済活動が停滞していく、そして、お金を消費して経済活動をしていた団塊の世代の方々も、年金生活となり、お金を消費しないようになっていきます。超高齢化社会による老いるショックが始まります。

老いるショックが、これからの日本を徐々に蝕んでいくのではないかと思います。

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