厳しい時代の訪れ

今、厳しい時代が訪れています。

何が、厳しいかというと、人口減少です。今のところ日本の人口が増加する要素はありません。

特に、少子高齢化で18〜65歳の働く世代の人口は減って行きます。

減って行くのが分かっています。だから、人が取り合いになります。

戦国時代のように武力行使ではないですが、様々な手段を使い、自分たちの街に、人と企業を呼び寄せる作戦を練ります。じゃないと税収もなくなります。

2050年には、およそ、三軒に一軒は空き家の時代になります。恐ろしいことです。駅前に乱立しているマンションは、今は若い世帯で構成されていますが、何年かすると、高齢者ばかりの老人ホームのようになります。

将来の日本の姿はすでにある程度は予想できています。しかし、この現実に目を背けて、さらなる開発行為(農地を埋め立てて安価な土地に家を建てたり、高層マンションの建築)を行っていることを誰も止められません。自分たちの街に若い人を呼ばなけれらならないからです。

本来であれば、人口減少に伴い、減縮していかなければならないはずが、どんどん田舎に宅地を広げています。広くて安い土地に夢のマイホームを建てるというニーズがある為、どんどんと開発行為は進みます。

人口が増える街と減って行く街の差がどんどんとできるでしょう。武力ではないですが、地方自治体は、戦国時代のように人口をかけての厳しい戦いをしています。

ふるさと納税も、自分たちの街の財源確保のために過度なサービス合戦になってしまいました。

人が少なくなると行政は収入がなくなり、様々なサービスを減縮させねばなりません。住宅地が分散していたら、今後、市町村が減少していく税収の中で様々なインフラ(道路、水道、公共施設)を維持していく事が困難になります。

労働者人口が減って行くということは、国が縮小していくという事です。

弊社のような、中小企業も非常にとっても非常に厳しい時代になっていく気がします。

気を引き締めていかなければなと思います。