トヨタとマツダの提携

日本の自動車メーカーのトヨタとマツダが技術提携をする事になりました。

両者が抱えている共通問題は、EV対策と自動車のAIやI⚪T対策でしょうか?(トヨタはひょっとしたらデザインかも?そして、マツダは生産力?)

これから、自動車は確実にEV化が進みます。簡単に作れるからです。品質の良いモーターとバッテリーがあれば良いからです。

実は、自動車の歴史を見ると、ガソリン車より前に開発されたのは、電気自動車でした。

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トーマスエジソンも電気自動車(この頃は、電動馬車といったほうが正解かも知れません。)を作っています。

エンジン自動車の方が後発なのです。バッテリーの性能が良くなり始めたので、時代はまた、簡単に作れる電気自動車に回帰するのです。

テスラの代表は、2年前にトヨタの水素燃料電池自動車ミライは、馬鹿げているはっきり言ってます。世界的には、その通りになりました。

複雑で高価で水素ステーションの整備に莫大な時間とコストがかかるトヨタのミライの普及はありえないと言う事です。

トヨタは簡単に作れるEVを認めたくなかった為に、世界のEV化に、出遅れてしまいました。

背景は、トヨタの雇用スタイルにあります。トヨタの正規従業員の数は、他の自動車メーカーに比べて、恐ろしい人数なのです。その雇用を守る為には、自動車が簡単に作れては困るわけです。また、簡単に作れるEVが普及し、新たなクルマメーカーが創出される事に危機を持っているのです。

車のEV化は、急速に進んで行くことが予想されます。そして次はI⚪T化やAIの導入です。

将来、車は、ただの箱になります。スマートフォンのハードと一緒です。重要なのは、中身であるアプリになります。車を制御し、快適な時間を過ごす為の、優れたアプリを搭載していれば良いのです。

ガラケーとスマホの様な物です。ガラケーもスマホもハードを作っている会社は家電メーカーです。動かしているのは、アンドロイドやiPhoneの基本OSです。そして、個々の機能は、フェイスブックやグーグルやyahooやゲームアプリ等です。

将来は、エンジン(ガラケー)とEV(スマホ)も、ハードを作るのは自動車メーカー(家電メーカー)となり、中の重要な機能はグーグル等による車載型AIとI⚪Tアプリケーションとなります。

車は、バッテリーとモーターとタイヤとイスを付けたただの箱になるのです。

という、極論。自動車メーカーから家電メーカーに変わってしまうというシナリオが、自動車業界のこれからの将来的な危機なのです。概ね、50年後くらいでしょうか?

最後にEVと言えば、テスラが話題ですが、実際に世界的にも国内でも普及しているのは、日産のリーフです。リーフをトヨタが作っていたら、爆発的に売れていたのではないかと思います。そして、街のいたる所に充電スポットができていたと思います。

日産のEV開発、リーフは成功だったのです。私の妄想ですが、これは、おそらくカルロス・ゴーンさんが、日産の歴史を調べた時に、電気自動車だと思ったんではないかと思います。

日産自動車の歴史の中で、プリンス自動車という会社があります。50歳以上の方なら聞いたことがある名前だと思います。

そのプリンスの前身である「東京電気自動車株式会社」が、「たま電気自動車」という電気自動車EVを、60年前にすでに販売していたのです。その当時も200キロの走行が可能だったのです。

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日産は、リーフよりも以前に、たま電気自動車というユニークな車を世に出していたのです。