聖なる川

聖なる川といえば、インドのガンジス川です。

ヒマラヤに源流を持ち、インド北部を流れるガンジス川は、全長約2500km、数多くの支流と広大な流域面積を持つ大河で、ヒンドゥー教徒にとって聖なる川とされています。

ヒンドゥー教徒の人々が、身体を清める為に、沐浴しているイメージが浮かぶと思います。

そのガンジス川ですが、インドの人口が増え、産業が発展するに伴い急激に汚れています。

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未処理の下水が垂れ流しになっており、さらには、ゴミも投棄されています。

急激な経済発展に環境インフラが追いついていないようです。

自国優先の経済戦争をしている場合ではなく、国際社会のリーダーたちは、こういった環境インフラが遅れている地域を救済する事に、権力をふるっていただきたいです。

生命の源である水(川、海)は、すべての世界でつながっています。水蒸気となり雨となり地球を大きな時間をかけてループしています。

水質汚濁は、他国の事であっても、私は自国の事だと思い取り組む必要があるように思います。それが、先進国の責務であるように思います。先進国も環境インフラが整うまでは、経済発展途上の段階で、間違いなく水質を悪くしています。過去の清算も兼ねて、現在、環境インフラが整っていない発展途上の国の環境インフラを救済すべきだと思います。

上記のようなスケールの大きな行動は、私には、する事ができません。

できる事としては、一宮市内の浄化槽を適切にお客様に代わって管理をさせていただき綺麗な水を河川に放流する事です。

浄化槽は、ぎりぎりまで汚れを溜めるのではなく、綺麗な水を流す為に、一年に一度清掃(汲み取り)が必要です。

浄化槽は、限界まで汚物が堆積すると、つまって使えなくなり汚物があふれます。残念ながら、まだつまらないから清掃をしなくても良いという誤った考え方をされる方がいます。つまらなくても、汚い水が浄化槽から河川に放流されているのです。

法律で一年に一度清掃を実施して下さいという義務付けがあります。

国の法律で定められているという事は、大きな意味があるのです。

なぜ、日本の河川や自然環境がキレイに保たれており、日本はキレイだと世界から言われるか、ルールを守るからです。

浄化槽は各家庭に設置されていますが、下水処理場と同等の意味合いを持っています。

行政が管理する下水処理場が適正に管理されておらず、河川に汚水を垂れ流しにしたら、大変大きな問題になります。

各家庭の浄化槽は小さな下水処理場です。大きな下水処理場と同じようにとても大切な役割があります。

河川を汚さないように、キレイな水を流す!!これが浄化槽の役割です。

その為には、①点検、②清掃、③法定検査(点検と清掃が適正に行われているかの行政による検査)をルールに従って実施する必要があります。

私が言うと、お金儲けのように思われますが、本当に大切な事です。

ご理解の程、よろしくお願い申し上げます。