スクラップ & ビルド

スクラップ&ビルド

古い物を廃棄し新しい物を作る。

これは、自然の摂理とも言え、老人が寿命を終え、新しい生命が誕生する、老朽化が進んだ物を壊し新しい物を作る。背景には時が流れ時代が変化するからです。

日本が深刻なことは、これからの時代が、少子高齢化になるという事です。

言い方が悪いですが、私も含めて、20年先には、老朽化します。老朽化した物を、新しい物に変えようとしても、その絶対数が足らないのです。少子高齢化により、スクラップ&ビルドができず、企業も含め社会が老朽化してしまいます。

会社を構成している社員の年齢の平均値はこれからどんどんと高くなって行きます。少子高齢化により若手の社員のパイが少なくなるからです。

大企業には若手社員を雇用できるブランド力がありますが、中小企業には残念な事に、新卒社員を雇用できるブランド力がありません…。

中小企業と大企業には、どんどんと差が付きます。

日本は中小企業が多く、日本を支えているのは、中小企業とも言われております。※日本の企業の99%以上が中小企業です。この中小企業で働く人は70%程です。

が、その中小企業に若い人が入らず、老朽化していき体力を失ったら…。

中小企業がスクラップされます。

スクラップされた後に同じような新たな企業がビルドされればよいのですが、そうではなく、スクラップの数が増え続けます。

中小企業の多くがこれから人手不足という大きな問題を抱える事になります。

現在は、働く人を増やす為に、高齢者を雇い、女性の社会進出を促したりして、労働力の不足をかろじて補っていますが、これが、もうすぐ補えなくなります。団塊世代が本当に超高齢者となった時に、一気に破綻します。2025年あたりからです。残された時間は後、7年しかありません…。

中小企業がスクラップするという事は、日本の経済が傾くという事です…。

目先の改革で、成人年齢を18歳からにして、消費を促したり、労働人口を増やしたりしても、短期サイクルで、2、3年しか効果がありません。

日本の将来、中小企業の将来がスクラップとならないように、これからの7年が勝負どころです。

残念な事に、今日も、えっと驚くところが経営的に危ないと耳にしました…。

厳しい時代を迎えます。私にできる事は、自社がスクラップしないように、ない頭を常にフル回転させ、雇用を守り、地域の環境衛生保全の為に会社を安定経営していく事です。