内定辞退

今年度の新卒者の就職活動の内定辞退が6割を超えているそうです。

私たちの頃では、考えれなかった事です。

悪い意味ではなく、今の若い方が、企業より自分たちの個を持っているのでしょう。

内定辞退って聞くと、悪い事をしているイメージがありますが、本当に一生、その企業で務めるという気持ちの中で他社を内定辞退するのであれば致し方ないと思います。

それにしても、内定辞退が6割と聞くとびっくりしますね。企業側にとっては、難しい問題です。

ある程度の内定辞退者を見越して、本当に採用したい人数より多く内定する必要があります。その理論から行くと来年以降はさらに内定辞退が増えて行く恐れがあります。

新卒採用がある意味博打のような物になりますね。

少子化で、労働力人口が激減していく中で、有望な若者を新卒採用できるのは、大手の限られた企業になるでしょう。

中小企業は、本当に厳しい時代と言えそうです。あと10年…。中小企業はあと10年くらいで社会の篩にかけられます。私は中小企業はあと10年で3割くらいは廃業になるのではないかと思っています。これは、人がいない地方から順番に起きてくるでしょう。

今は、団塊世代の高齢者の雇用により、かろうじて労働力をまかなえていますが、団塊世代が社会構造から抜けた時、日本の企業活動は破綻します。国内における消費活動もなくなる訳ですから、企業の数も減ってちょうどよいかも知れませんが…。

10年後の日本は、現在のまま、時間が経過すると、世界から見て衰退して行くのは間違いありません。

豊かな国である日本が、貧困な国になる可能性が高いです。

これを防ぐには、日本は、他の国の人を、まだあまり受け入れておりませんが、これからはもっと他の国の人を受け入れていかねばなりません。

現在、他の国の人の労働力としての扱いは低賃金重労働であまり良いとは言えません。これからは、日本人と同様に他の国の人を大切にしていかなければならない時代になると思います。

私は、日本という素晴らしい国に生まれて日本人で良かったという強い気持ちがあります。その強い気持ちがあり、他の国の人を、あまり快く受け入れられません。が、これからは、こういった考えを改めなければならないような気がします。

自民党が長期政権となり、そろそろ日本の労働人口の減少問題に、本気で力を入れてくると私は予想します。そして、他の国から多くの人が日本に訪れるはずです。

他の国からから来た人たちが、日本という国を愛して、日本らしさを大切にしていただけるとありがたいなと思います。

その為には、日本人が、日本らしいモラルを持ち続ける必要があります。