賃上げ…。賃上げ…。賃上げ…。賃上げ…。
賃上げを強行した結果、物価高です。
さらに、大企業は別として、中小企業は、月給のみ上がって、残業規制と賞与の削減で年収変わらず…。
これが、統計的に明らかになってきました。
急な賃上げは、歪を生むんです。
もともと会社がボロ儲けしていて、余裕があるから、社員に還元の為に、給料を高くするなら理解できますが…。
そんな、余裕のある会社は世の中にはそうそうありません。
なので、帳尻をあわせて、従業員に払う金額を上手にごまかして、月給のみ高くするか?
お客さんに対して、値上げをするしかありません。
今、世の中、相当、不景気ですよ。賃上げの為に、売値を上げた結果、物が売れなくなってます。
なので、倒産件数も大幅に上昇しています。
常に、少しづつ賃上げをしていくようなスタイルであれば問題ないのですが、世の中の流れにあわせて、急激な賃上げをする会社が、バタバタと倒れて行きます。
裏を返せば、賃上げしなければ、人が来ない。または、人が辞めていくからです。
弊社も同様な状況になるかも知れませんが、私が社長になってから、昇給をストップした事は一度もありません。
昇給の原資を確保する為に、社長就任後に、歴代の社長達よりも、給料を下げました。専務も同じくです。
それくらいしないと、賃上げの原資というのは中小企業は作れないのです。
賃上げのみに集中すると、設備投資もできないケチな会社になり、時代遅れとなります。
わかりやすい話だと、タクシー乗るときに、きれいな新車のタクシーと、古くさいタクシーのどちらに乗りたいですか?
そういう、単純な話なのです。
設備投資は、集客という面で言うと、非常に大切なのです。
あと、世の中は、年功序列制から、成果主義制に移行しつつありますが、年功序列制の人は、今、会社をあとにするのは損ですよ。
何故かと言うと、高級取りの団塊ジュニア世代がこれから一斉に退職を迎える時がきます。そしたら、そこに充てていた賃金は、次の世代に配分される可能性が高いからです。
目先の成果主義につられて、転職すると、成果が上がっていないという理由で賃金は上がらなくなる可能性が高いですよ。
だって、これから、賃上げ賃上げ賃上げの反動による物価高騰=消費不振となる訳ですから。
やっぱりですね。賃上げも値上げも、コツコツと自然な流れ(お客さんに認めてもらえる範囲)でやっていかなければ、無理が生じて上手くいかないのです。
本当に商売は難しいのです。
さらに言うなら、弊社は、環境衛生社です。時として、利益よりも、地域の環境衛生保全を優先する必要があります。
かっこいい事を言うわけではなく、長い目で見て、地域の人から必要とされる会社でなければ、これからの人口減少という厳しい経営環境下で生き残ることができないからです。
あ〜。それにしても、世の中、不景気ですよ。如実に表れています。
さらにこれから、アメリカの関税により、一気に消費は冷え込むかも知れません。
まぁ、以前のつぶやきを見直してもらえばわかるのですが、予測していた通りなんですがね…。
社長という肩書がある人は、歯を食いしばって、経営を頑張るしかありません。