厚生労働省などは28日、東京都の20代男性と埼玉県の20代女性が、国内でデング熱に感染したことが新たに確認されたと発表した。27日にも同県の別の女性が約70年ぶりに国内感染したことが確認されているが、3人は都内の同じ学校に通っているという。
厚労省などによると、3人には海外渡航歴がない。いずれも東京・代々木公園(渋谷区)に行っており、同公園でウイルスを持つ蚊に刺されて感染したとみられる。
同省の担当者は「ウイルスを持った蚊の寿命は短く、既に死んでいるはず。代々木公園に行った人も、症状が出ていなければ心配する必要はない」と話している。都は念のため28日、同公園の一部で蚊の駆除を行った。
上記の記事。ウィルスを持った蚊が、なぜ、寿命が短いかわかりますか?
これから、涼しい季節になるからです。
テング熱の媒介となるのは、熱帯性の蚊で、本来は日本で生息できません。熱帯地域からの、空路や航路で飛行機や船にまぎれてやってくるのです。やってきても日本の気温ではすぐに死んでしまいます。
が、今回は被害が出てしまいました。
これは、地球温暖化の警鐘なのです。日本が熱帯化しつつあるという物的証拠なのです。
熱帯性の蚊による、病気でとくに危険なのは、マラリアです。
日本にはマラリアのワクチンの備蓄はあまりありません。熱帯性の蚊がいなかったからです。
実は、地球温暖化がすすむと日本で、テング熱やマラリアが疾ると何年も前から予想されていました。CO2ダブル、という地球温暖化に関する本、私が読んだのは、今から、15年以上前のことです。そのころは、正直、温暖化の影響で日本で熱帯性の病気が起こるわけがないと、大げさだな?と思っていました。
が、現実になってきたわけです。恐ろしいですね。温暖化の影響は、海水の蒸発が、陸地で冷却されて、大雨をもたらすことも予想されています。現実に起きている気がいたします。
さらに、恐ろしいのは、極地の氷が溶けて、海水面が上昇することです。本当に、日本が沈没は大袈裟ですが、国土が狭くなる恐れも出てくるのです。
温暖化の原因は温室効果ガスの二酸化炭素が一番の原因と言われています。産業革命以降、顕著に二酸化炭素の割合が増えています。地球にとっての1番の害は、人間という生物の存在なのかも知れないですね。
私のような脳天気な人間が、こんなつぶやきは…。ですが、あえて書いてみました。失礼しました。
興味のある方は、私の文より、柳沢幸雄 氏の著書「CO2ダブル」をおすすめします。

ドラえもんの、「のび太と緑の巨人伝」なんかも、人間の駄目さがわかります…。
