リフォームを契約させていただいたお客様が、天井を網代にしたいとの要望がありました。
最初、網代と聞いてピンと来なかったわけですが、竹で編んだ天井と言われて思い出しました。
なかなか、そのような天井の家はないなーと思っていたのですが、
実家の床の間の天井を見るとありました!!
これです。網代。
網代というのは、杉・檜(ひのき)・竹などの細い薄板を、互い違いにくぐらせて編んだもの。天井・垣根・笠などに使用されることがあります。
こういった、造作は、近年、壁紙によるクロス施工に変わってなくなりつつあります。
木や竹といった、自然の材料は温かみがある材料はいいなと思います。が、材料費も高くなかなか手に入りにくくなってきました。ひょっとすると、こういった材料を使って家を建てれるチャンスは段々と無くなる可能性があります。仕事がらお客様の家に入ることが多いのですが、古いお家は本当にいい仕事がしてあるなと感心させられます。
リフォームをする際に、こういった材料を選ばれるお客様の仕事をさせてもらうのは、自分もいろいろ勉強になりありがたいです。