国は、労働者の賃金を上げろと言います。
私も、そのとおりだと思います。
しかし、国や地方自治体は、競争入札を実施します。
財政が、厳しいというのは、わかります。しかし、競争入札の結果により、被害を受けるのは、企業ではありません。社員です。
仕事が、取れなければ、それに携わる社員を解雇しなければなりません。
請負金額が下がれば、社員の昇給ができません…。
最近、日本が、日本らしくないなと思います。
非正規社員を減らしなさいと国は言いますが、取れるか取れないかもわからない仕事に正規社員を雇用できるでしょうか。
最近、私は、国の施策と実情のギャップに、矛盾を感じます。
私は、頭が悪く。頭脳を使ってお金を稼ぐことはできません。社員と同様に汗水垂らして、現場に入りつつ、自社の将来の為になりそうなことを考え、着手します。
自社の仕事が、どれだけ汚い仕事かも、わかっております。私も含め、社員は、普通の人がやりたがらない仕事に、責任をもって着手しています。地域からの信用を得られるように、少しづつ努力もしています。
長年、地域の皆さんに支えられ、地域の為に仕事をしてきました。もちろん、今後も弊社は、そうありたいと思っています。
しかし、競争社会のなかにおいては、社員の雇用の考え方、生涯雇用は、時代遅れであり、 顧客である行政のニーズ(コスト削減)と、ギャップがあります。
衛生が、弊社の創業からの主業務です。衛生=生命を衛る仕事です。
自社の社員の雇用を守れないのに、公共の衛生を守れるでしょうか?
私に、できることは、弊社が地域社会の環境衛生を良くする為に、社員の雇用を確保することです。
そういった考え方ですので、公共事業の競争入札に対し、強い違和感を、感じます。
そして、その流れに、巻き込まれる社員を出さないように、がむしゃらに頑張ります。