ボルボは、あと2年で、ガソリン車やディーゼル車から撤退し、電気自動車やプラグインハイブリッドへの生産のみにシフトするそうです。
フランスは、2040年以降は、ガソリン車やディーゼル車の販売を禁止することになりました。おそらく、世界的にこういう流れになっていく可能性が高いです。
内燃機関から発生した駆動力をピストン運動に変換し、回転力を生む、レシプロエンジンの終焉です。
レシプロエンジンの魅力は、排気によるサウンドとピストン運動の鼓動です。これが、従来の車の魅力でした。車好きというのは、デザインも含めて、サウンドや鼓動も車を選ぶ選択肢の一つでした。アメ車らしいというのは、V8エンジンの大排気量が奏でるドロドロドロドロという音です。ランボルギーニを始めとした、スーパーカーサウンドは、直管マフラーから出るカン高い、独特な排気音です。
そういった車の魅力。これが、これから亡くなって行くのだなと、思います。若い人たちにとっては、車は移動手段であり、そこに所有欲はなくなり初めています。
若い人は、便利な都市に住む事により、交通の移動手段は自動車ではありません。これからは、人口減少により都市化が進むはずです。都市では、車の所有は必要ありません。必要な時だけ、借りればよいのです。カーシェアリングというのですね。大手の中古車販売店は、販売だけではなく、すでにレンタルにも着手し始めています。
車の電動化やハイブリッド化により、ガソリンスタンドの売上は減少しており、どんどん消滅して行きます。田舎には、自分たちの集落にガソリンスタンドが亡くなってしまったという問題も出てきています。電気自動車に買い換えればいいじゃないかと思われるかも知れませんが、耕耘機などは、まだまだレシプロが主流です。
私は、仕事中は、日産のリーフという電気自動車に乗っています。エンジン音もなく、素晴らしく快適です。電気自動車は、エコなイメージに反して、とても加速力が優れていて、本当に便利な車だと思います。日産のリーフは電気自動車の量産車としては、成功した車だと思います。電気自動車の先駆けは日産でしょう。トヨタは水素自動車という複雑かつインフラ整備にお金がかかり過ぎるミライの開発で方向性を誤りました。私の昔のつぶやきにも書いてありますが、多くの人がミライの開発に疑問を感じていました。ちょっと早すぎたのです。このミライはもう50年先の技術だと思います。
ひねくれ者の私は電気自動車が主流になっても、レシプロエンジンの車に乗り続けたいなと思います。レシプロエンジンで大きな音を出して走る車やバイクが私は好きです。一宮市くらいの規模であれば、まだまだガソリンスタンドが潰れる事はないでしょう。しかし、法律の改正が怖いです。いつまで、レシプロエンジンに乗れるのでしょうね。