廃棄物のプロ

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廃棄物処理の専門誌、月刊廃棄物で遺品整理業についてのコラムを掲載していただきました。

来月も掲載予定です。

遺品整理業や家財処理は、核家族化が進んだ高齢化社会においては、必要な仕事です。

国も、これからの高齢化社会における家庭から出る廃棄物についてプロジェクトチームを発足するくらいの大きな問題にもなっております。

遺品整理業という名前ができたのは、つい最近です。

本来は遺品整理は、身内で行うものです。しかし、時間がかかります。そこで、他人に頼む遺品整理業という業が成り立つようになりました。

遺品整理ですが、実際には、遺品の中で遺族が必要とする物は、現金と現金に変換できる物です。それ以外の物は、これからの世の中を生きていく人にあまり必要はありません。すべて廃棄物です。だから、ごみ屋の仕事でした。

遺品整理で大切な事は、現金や通帳や証券と価値のある古物等です。そして、これらが現場から出てきた時に誠実に依頼主であるお客様にお渡しする事です。

依頼主からまかされた現場で片付けをしていると、ほぼ必ず、現金が出てきます。その現金の行き先は通常であればもちろん依頼主に届きます。しかし、残念なことに現場に入っている作業員による横領が多いです。歴史が浅い企業はこういったモラルに関する社員教育ができておりません。

弊社は、昭和38年から50年以上に渡り一宮市の廃棄物処理に携わっております。プロの廃棄物処理業者です。

遺品整理業で1番コストがかかるのは、廃棄物の処理です。しかし、遺品整理業者のほとんどは現在のニーズに乗ってお金儲けをしようとしている廃棄物に関する知識のない素人です。あまり意味のない遺品整理についての民間資格を有しているだけであり、たいした知識も無いのが現実です。

遺品整理業者の大半は無許可の廃棄物の素人です…。

歴史の浅い遺品整理業者は、仕事の取り合いにより、料金の値引き合戦による低価格化が急激に進んでいます。

その結果、最近目につくのが、遺品整理業者や便利屋による不法投棄です。安価に頼むと適正な処分ができず不法投棄につながります。驚いた事に便利屋さんのほとんどがお客様から処分をうけたゴミを自社の近くにあるゴミの集積所に不法投棄しています…。

遺品整理は、これからの時代になくてはならない仕事です。そこに目をつけ営利に走り不適切な廃棄物処理をする会社が増えています。

遺品整理=廃棄物処理であるのにもかかわらず、廃棄物処理の許可をもたない会社が遺品整理に参入しています…。

遺品整理を頼む際には、家庭系一般廃棄物収集運搬の許可があるかが重要です。