物作りの神様

今朝は、岐南町にある石作神社に、日本の平和、家内安全、社内安全を感謝してきました。

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この神社ですが、石作氏という石作りを仕事とした一族が創建したと言われております。

その時代は、石造物が多くあったのでしょうね。今は、石造物は重く加工が大変なので、携わる人がかなり減ってきている状態です。

石造物を作るような人は、職人と言われる方たちです。

ここ最近、本当に、職人不足です。人手不足も騒がれていますが、それ以上に職人不足は深刻です。もともと職人と言われる業種は、親方がおり、その親方の元で修行をして、技術を磨いていく必要があります。昔だと、家族で親から子に受け継がせるような世襲制が多かったようです。

神と崇められるような、腕前を持った人たちは、神業師と言われます。

人でありながら、神に近いという事です。

それ程の技術を持った職人は、短期間では育ちません。

これからは、職人不足で建設現場が止まるなんて事も起きてくるはずです。

職人が適正な賃金を確保できず、魅力がない為に、後継者がいなくなってしまい、現在の職人不足を招いてしまいました。

これからは、事務的な仕事はAIやロボットに置き換わって行きます。人の手でしかできない仕事、職人仕事に対しては、適正な価格を維持し、これ以上携わる人が減らないようにして行く必要があります。短期的に、自分だけ仕事がこればいいやと、ダンピングしたりする人が見えると、そういった業界は廃れていってしまいます。低価格は短期的に見れば良いように見えますが、長期的に見るとその業界の衰退を招きます。

これからは、職人が光を浴びる時代がやってきます。いつまでも、下請け業者だと思って無理をさせては行けません。職人がいなければ現場は回らないのですから。