最期の晩餐

令和元年ゴールデンウィーク10連休…。

が、終わりました。

ゴールデンウィークの終了とともに、景気後退のニュースが一斉に出始めました…。

私は、何度か書いてますが…。景気の後退は、とっくに始まっており、これから大きな問題となります。

優しいマスメディアが、令和と言う新しい時代を上手に演出してくれましたが、隠していた景気後退をここに来て一気に暴露し始めました。

経団連や日本で一番大きな会社は、終身雇用はもう限界に来ていると発表してしまいました。

働く人の気持ちは、どうなんでしょう?

働いている人の気持ちが置き去りになっている気がします。

体力のない中小企業こそ終身雇用が厳しい時代…。大手企業に右にならえをする中小企業の経営者もおそらく現れるでしょう。

ただ、私的にはとても嫌な流れだなと思っております。

日本では、転職はあまり良いイメージがありません。なぜか…。給料が転職後に上がらないからです…。

本来、転職というのは、自分の能力を今以上に発揮する場所で活躍するキャリアアップというのが理想です。

ただ、残念ながら日本の場合は、今務めている会社と関係がうまくいっていない、または、一方的なリストラによりやむ無く転職をするというパターンです。

何を言いたいかと言いますが、夢を持って、新しい企業に来た社員に対して、終身雇用ではなくなりましたと言うからには、その社員が転職して次の職場でより高待遇を受けれる能力を授けてあげなければならないという事です。

終身雇用はしないと宣言してしまう会社は、その宣言の代償として、優れた社員育成をし、社員の能力を伸ばしてあげる責任があります。それができずに終身雇用は終わりだと言う会社は、社員の事を考えないとても無責任な会社です。

大手企業の雇用形態の方向転換に全く反対ではありません。しかし、人をコマのように扱い、若い労働力だけを搾取して歳をとったらお払い箱では酷い気がします。働いている人の能力を入社時より高くして次の職場により良い条件で送り出せれるように人を育てれる会社である必要があります。

終身雇用の対義語は、短期雇用や期間雇用ではありません。能力主義です。

年功序列、終身雇用がなくなると、能力主義となります。高い能力がある人と能力が低い人では収入的にも格差が生じてしまうという事です。

国際競争力を維持するために、欧米型に変わろうとしている日本。しかし、何か肝心な事が抜けている気がします…。

国というもの、会社というもの、組織には様々な大きさがあります。

ただ言える事は、どんな組織であっても、その組織の基本的な部分があります。

組織に属している者を守る。そして属している者は守ってくれる組織の為に他と協調して組織の為に働く。

この関係がなくしては組織は成り立ちません。

守ってくれない会社、国…。いつまで組織としての形を維持する事ができるでしょうか…。

令和が冷和になりそうな気がしてなりません…。

最近、少しつぶやきを書かなかったのは、予測はしていたものの景気後退が現実となってしまったからです。予測できていても落胆してしまうのに、予測できていない人には、本当に不慮の事故です。

ただ、下をむいて指を咥えていても仕方ないので、作戦考えて、頑張ります。