社会の変化

今年も残すところ、あと半月となりました。

今年は令和という新しい時代が始まった年です。

新しい時代の始まりと同時に社会が大きく変わろうとしています。

消費税の税率が、変わりました。人口が減少していくなかで、消費というパイが減るなか、税率を増やす事によって補わなければならないからです。税の使い道をしっかり考えて、必要なサービスに税を振り分ける事業仕分けをして少なくなる税収に対してサービスを減らすという選択肢は国には無かったようです。そう考えると、これからも消費税は上がっていきます。

パーキンソンの法則では、人は与えられただけ無駄に時間もお金も使ってしまいます。残念ながら増税で税収が増えても、増えただけ無駄に使ってしまうのです。

とにかく、一番大きな社会的な変化は、人口減少です。世界的には人口が増えていますが、先進国のほとんどが人口が減少しています。便利な世の中になるほど、パートナーの存在、子孫の反映という本来の生物としての目的から、自己の欲求への追求へ目的が変化するのでしょうか?

社会的なルールを逸脱した自己の欲求への追求が、様々な犯罪も誘発しているような気がします。

とにかく日本は、今のままでは、少子高齢化で人口が減っていきます。

という事は、既存の様々な企業は売上が減る訳です。人も雇用しにくくなります。

これは、社会的な変化で当り前の事なのです。何かしらの業態の変化をしていかなければ、既存の仕事は必ず減ります。業態の変化が見られない企業に対しては、これからは、銀行の融資も厳しくなるでしょう。令和は、人口の減少に合わせ企業が減っていく時代となります。

日本は、他の国に比べて内需の割合がまだ高く、7割を占めます。その7割が人口の減少で消費が減っていく訳です。大企業と言えども、これは厳しい問題です。そして、大企業は世界の景気に左右される訳ですが、大国間の熾烈な経済戦争に振り回されて、思いきった舵がとれていないのが現実です。

人口が減っていくのにあわせて企業も減るのが自然の流れです。

自然の流れというのは、なかなか抗う事が難しく、ほとんどの企業が流れに流され市場から去らなければならないのです。

生き残る為に必要な行動は、すぐに実践できる事ではなく、長い時間をかけて取り組まなければなりません。すでに、ほとんどの企業が手遅れになっている気がします。

景気、国力が拡大していく時代から、衰退していく時代に突入したのです。この認めたくない大きな社会的な変化に、これからは、対応をしていかなければなりません。

難しい時代だなと思います。

と、くよくよしても始まらないので、気持ちを切り替えて、頑張らなきゃいけないですね。