良薬口に苦し

新型コロナウイルスによる非常事態宣言が解除されてから、1か月ほど経ちました。

世の中を見ていると、当分は、新型コロナウイルス以前のようには、戻りそうもありません。

長期化していく消費活動の自粛…。ご商売をされている人のほとんどがどうする事もできずに路頭に迷っています。

非常事態宣言が解除されれば元に戻るという淡い期待はこの1か月で頭から消えてしまい、今の状態がいつまで続くのかという恐怖で寝るに寝れない経営者の方がほとんどでしょう…。

様々な給付金や貸付等の救済策がされていますが、出口の見えない不況には、あまり有効ではないような気がします。

そろそろ、経営者は決断をしなければなりません。

現在の売上でも会社を維持できるように固定費を減らすか?廃業するかです。

売上を元に戻す事ができないのであれば、現在の売上で黒字になるように経費を削減できねば、短期的には耐えれても長期的には倒産となります。

これしか、方法はないのです。

給付金、支援金がいつまでも続く訳ではありません。活用すればするほど、後々厳しい状況となります。与えられた薬も、量が多すぎれば、毒となります。今、この瞬間は薬であっても、将来的にはこの薬はほとんどの人にとって毒となります。

後で毒になってしまう薬を手に入れる為に奔走して、本来やらなければならない売上にあわせた固定費の削減を後回しにしてしまっている状態です。

本来やらなければならない事は、とても苦しい事ですが、下がった売上でも黒字となり事業が継続できるようにする事です。良薬は口に苦し…。

安易に簡単に手に入る薬に手を出してしまっていますが、それは毒を盛られているのに等しいのです。

本来、手元資金が尽きたとき会社は倒れます。融資をうけて延命しても、手元資金が減らない体制にならなければ意味がないのです。すぐに手元資金は枯渇します。その時、残るのは借金です…。

資金繰りに奔走する事は、本来、その先に生き残る手段を得てからです。この順番が逆では…。与えたられた薬は猛毒となって身を滅ぼします…。