最近の受注案件を社員にヒアリングすると、特に解体工事ですが、価格が他社よりも高くても、契約に至る案件がほとんどです。
驚いたことには、弊社の提示した金額よりも、2割近く安い解体業者もあるようです。
実は、弊社の解体工事はどちらかと言うと安い方なのです。安くできる秘密がたくさんあります。
まず、大きな事は、解体工事に関する私のスタンス。大規模な災害が起きた時に備えて、資機材を自社で揃え、対応できる社員を増やす事が目的です。
そして、他の解体工事会社と違うのは、基本的に一宮市内でしか工事をしないということです。
実際、弊社は、木造解体に使える重機が豊富にあります。そして、発生した解体廃棄物を運搬するトラックについては他の解体工事会社とは保有する台数が違います。
重機を運搬する特殊な車両や高所作業車も自社で所有しています。
もちろん、養生に使う足場等も自社で保有しております。
重機、車両、資機材はリースではない為、初期にコストがかかりますが、リースと違い継続的なコストがかかりません。
また、発生した廃棄物の処理をお願いする処分場についても、長年の廃棄物の運搬実績により、様々な処分場と契約しています。
大きな面では、営業マンを雇っていないという事です。
そういった面から行きますと、弊社よりも安価で木造解体工事ができる会社は、何かしら、問題があるような気がします。
例えば、近隣の事前挨拶をしない、やるべき申請(リサイクル届、騒音規制、除却届)をしていない、最後の仕上がりが悪い(細かいごみを地中深くに埋めていく)、廃棄物のグレーな処分方法をしている等の仕事の内容が悪い恐れが非常に高いです。
弊社は、創業から50年以上、一宮市の環境衛生に携わっており、歴史の浅い解体業者とは大きく違う事があります。それは、絶対的な信用力です。
一宮市内のお客様はありがたい事に、弊社での解体工事を希望される方が非常に増えています。
見積もりを何社か参考にとられても、最後は価格によらず弊社に決めていただける事が多く見られます。
これは、解体工事だけではなく、浄化槽の契約や、下水道接続工事、遺品整理、外構工事などについても同じくです。
地域の皆さんに、価格によらず、信用されるという事は、非常にありがたい事です。
今後も、もっと信用される仕事を追求していかなければならないと感じています。
残念な事に、最近の世の中の企業は、無駄な営業会議を繰り返し、営業力と宣伝力を強化すれば、売上が増えると勘違いをしている中小企業の経営者が増えている気がします。営業力を鍛えて単発の仕事が増えても継続的な信用が得られなければ事業の継続性は得られません。
マーケティングという言葉に踊らされて、本質的な実力を鍛える事を怠っては、長期的な成長はできないからです。
現在は、マーケティングに力を入れている中小企業が増えている。というか、乱立しています。塗装業者、エクステリア業者、解体業者、剪定業者が乱立しています。みんなが同じマーケティングに力を入れており、結局は価格競争に巻き込まれています。複数の営業マンを雇って、その分の経費も増えます。新規の同じやり方の会社がどんどん増えて、結果として競争が起き業として成り立たなくなります。
もちろん営業や宣伝は必要だとは思います。私も様々な営業手法をこっそり巧みに使っていますからね。
ただ、1番大切なのは、信用なのです。
信用のない会社が、無駄に営業マンを置いて営業会議をしても、信用を地道に積みかせてきた会社には勝てないのです。それが、創業50年以上の強みなのです。
営業力の強化は短期的は成功を生むだけで、長期的な成長には、やはり仕事の技術力の向上と信用力が必要です。
お客様が、改めて気づかせてくれている気がします。
これからも、弊社は、資機材の強化と技術力の向上をし、適正価格で、一宮市内の環境衛生事業に注力したいと思います。
選んでいただける事に感謝します。