勘違い

今日は、ちょっとお客様がかわいそうな現場がありました。

新築なのに、排水不良…。

ちょっとしたミスなんですが、そのちょっとしたミスが大きなトラブルとなるんだな…。という典型的な例でした。

弊社は、基本的に新築の給排水工事は請けません。下請けが苦手だからです。

実は、新規の会社の下請けをやる事もあまりありません。お客様に良い仕事を提供したくても、元請けから低価格を求められると、どうしても良い提案がしにくくなるからです。

あとは、新築は工期が大変シビアでスケジュール管理が難しい事もあります。

新築が楽な点は、リフォームや修理と違い、1から行うので、失敗しにくいという事です。給排水に限ってはですがね。

なので、新築の業者は、リフォームや修理に弱く、家の引き渡しが終わったら、そこから先は面倒見ません…。という業者も実はあります。

今回は、どこに問題があるかが難しく?責任の投げあいとなり、お客さんが困っている状況。

①旧建物の解体業者が下水の口を壊してしまった。②ガス工事屋さんが下水の口を壊してしまった。③舗装業者さんが転圧をしすぎて下水の口を壊してしまった。

どこに原因があるか分かりませんが、とにかく排水ができません。

弊社は、絡みがほとんどないのですが、私の性格からは、見るに見かねて、原因調査にでかけました。

結果、ちょっとしたミス…。しかしながら、ありえないミスが発覚しました…。

新築で住み始めたばかりで大きなトラブルとなりました。

正直、私が調査行かなかったら、そして、近隣のご近所さんとの会話が無かったら、今回のミスはそう簡単には見つからなかったと思います。

私も、まさかな…。そんな事あるのか?という内容です…。

ご近所さんからのヒアリングで、その昔、下水の口をやり直した事が発覚。そして、新築時に、何故か古い閉栓してある口に繋げてしまった事が原因でした。

ただ、1番の問題は、引き渡し前に、通水試験をしなかった事です…。

通常は、工事後に、配管に水がきちんと流れてくるかの確認、通水試験を行います。

お客さんに引き渡す前に通水試験をしていれば、今回のこのミスは、お客さんに迷惑をかける前に解決をしていたはずです。

やはり、基本を怠っては行けないですね。私も、気をつけなきゃ行けないな…。と思いました。

最終確認は必要ですね。

何にせよ、原因がわかってお客さんもやれやれだと思います。