値ぎめできなきゃ終わるかも…。

新型コロナワクチンの接種が進んだ結果かどうかはわかりませんが、現状、新型コロナは落ちついています。

が、問題なのは、この不景気ですね。

選挙も終わり、新政権がどのように日本の経済にテコ入れするのかが見物です。

日本の経済の屋台骨を支える自動車産業は、かなり雲行きが怪しくなっています。自動車のEVシフトは、自動車の白物家電化を招くからです。日本の大衆車は低価格競争で中国の電気自動車に勝てるかどうかです。残念ながら家電は負けました。ブランドは残っていても、国内生産はほぼありません。

自動車に限らず、価格競争が生じると、必ずどこかに負担がきます。材料コスト、人件費コスト等をつめていかなければならないわけです。

価格競争=低生産性となるわけです。

日本の生産性が低いのは、良い物を安くで競争を繰り広げたせいです。その結果、Japan is cheapとなりました。

追い打ちをかけての円安。今、外国人の観光を開放すれば、凄まじい需要があるのは、間違いありません。買うなら今ですよ観光株を…。

話はそれましたが、商売で負けるのは、値ぎめができないからです。競争に巻き込まれると、やはり価格を下げる必要があります。

値ぎめができるという事は、独占しているか、ファンがついているかです。

変な話ですが、商売で値ぎめができるのであれば、赤字にはなりません。買ってくれる人がいる事が前提ですが…。

今、木材、鋼材、石油、すべての物が値上がりしています。コロナで生産が止まっていた、生産を減らしていた影響で、玉がないので、売る側が強気で値ぎめをしているからです。

タバコなんかは、不健康を理由に税金上げたい放題です。取れるところから取る。

それにしても、タバコとガソリンは消費税もあり、二重課税なのが、とても嫌なところです。車もそうですがね。自動車税に重量税…。

また話がそれましたが、日本はスタグフレーションとなりそうな気配です。

政治により賃上げが叫ばれていますが、賃上げをするには原資が必要です。賃上げを実行した企業の税優遇措置なんかも言われてますが、日本の中小企業のほとんどが赤字か僅かな黒字の状況で、恩恵はありません。メリットがあるのは黒字の大企業です。大企業で働く人と中小企業で働く人の賃金格差が生まれます。しかし、大企業は、これから45歳で首切りとなる世の中を迎えます。大企業=安泰ではないわけです。

じゃ、どうしたらよいか?

値ぎめが出来てるところがいいんです。なかなかないですがね。

値ぎめができる、信頼信用、顧客に好かれる必要が、企業経営には重要だと言うことです。