石の上にも3年

石の上にも3年。

冷たい石の上にも3年間乗っていれば暖かくなるという意味らしく、3年間努力を続ければ成功するという訳です。

もちろん、迷信ではありますが、たぶんこの3年という数字には、何かしら意味があるんだと思います。

歌でもあるじゃないですか?3年目のホニャララぐらい…。

脱線してすみません。

3年というのは、人が苦しい状態を我慢できる限界に近い時間の長さかも知れませんね。

長くなりましたが、何が言いたいかと言いますと、新型コロナも3年目です。もういい加減に収束点を見つけないと行けません。

これ以上、社会を混乱させることは、あってはならない事です。

現在流行している新型コロナの流行株ですが、ほとんどが無症状、もしくは2日間程度の風邪症状です。

ここまで来たら、インフルエンザ相当の扱いにしなくてはなりません。

濃厚接触者は待機して下さい。を、終わりにする時です。

この決断は、なかなかできないでしょうね。日本人の性格は、攻めよりも守りだからです。

保身的な政治家が、リスクを恐れ、経済を回すという転換ができません。

新型コロナに限らず、日本は様々な事を、抜本的に見直さなければならない時代が到来しています。このまま行くと、弱い国になってしまいます。

人口減少をしても、国が弱くならない対策が必要です。もしくは弱くなっても生きていける環境を整備する必要があります。

明治時代、日本は富国強兵を掲げ、西欧に追いつく為に、国をあげて工場を整備し、生産力を高めました。そんな日本が、今は、どうでしょうか…。

未来を見据えると、人がこれ以上、分散する事は、インフラを維持する為のお金がかかり過ぎて駄目です。申し訳ないですが、過疎地に住む人は、自分でインフラを整える(水は井戸や川から、電気はソーラーや小型水力発電)自給自足の生活を余儀なくされる訳です。昔の暮らしですよ。

日本全体においても、自給自足で賄える必要があります。特に食料と電気です。ガス等の天然資源は日本での産出は期待できません。ただ、日本には豊富な農地があります。食の豊かさが日本の良いところです。極論ですが、日本食は世界的なブームです。パン食べなくても、米を食べればいいんです。もちろん、今すぐではなく、将来的に自給自足が必要となった時です。

国内で完結できる経済システムがこれからは重要な気がします。グローバル経済は日本の産業空洞化を招きました。大企業が国内での生産をやめ、賃金の安い新興国での生産に舵をとった為です。その結果、国内での生産力向上の設備投資がされず、大企業の内部留保は増えています。もう一つの悪い結果は、技術の流出です。これから世界経済は新興国の凄まじい経済発展と人口増加の時代となります。逆に先進国は人口減少化と産業空洞化という厳しい時代を迎えます。いわゆる日本化です…。

日本化と言う言葉ができてしまったくらいの経済低成長時代に突入した日本。

それはもう抜けれない泥沼です。低金利政策を続け、お金をバラマキ過ぎた結果、借金があり過ぎて金利を上げれないのです。金利をあげ国債の返済額が大きくなれば国は破綻するのです。

じゃ、どうするか?国内でお金をまわす、国内回帰です。世界から借りたお金を返さず破産して、国内だけで完結する経済システムに、移行するしかないです。ただし、借りたお金を返さずに相手国が許してくれる事が前提ですが…。

話が長くなりましたが、新型コロナばかりに目を向けている時代から早く脱出して、日本の将来的な問題を早く解決していかなければなりません。私達は良いですが、子どもたちの未来の為に、たとえ経済面で苦しくても、笑って過ごせる昔の日本を取り戻す必要があります。