その当時、一緒に働いていた人は、すでに会社にはいないですが、私は中学2年から、今の仕事をしています。
必ず、やっていたのは、七夕まつりのごみ収集…。当時は、社員が面が割れるので協力してくれなかったそうです。
あと、夏休み中は、公共施設の便所掃除をしてました。
で、夜間や、休業日、祝祭日の公共施設のトイレの詰まり等に駆り出されました。
もう、昔の話です。
1番、嫌だったのは、大晦日〜元日にかけて、真清田神社の公衆便所が詰まった時でした…。
知ってる同級生がたくさんいて、そこで、バキュームカーでウンコを吸ってるのです…。
正直、嫌だったな〜。(笑)
でも、その時があり、今の私があります。
最近、悲しいことに、同業者の次世代は、全く現場を知らないボンボンばかりです。
私のように家業として、現場に出た事がない。もしくは、親が過保護に育てたか…。
私は、自分のレールと同じように、私の子どもたちも、無理無理に、自社でバイトをさせています。
それが、レールなんですよ。
でも、たくさんの従業員を抱えているので、世襲という訳には行きません。当たり前の事です。
が、経験はとても大切です。
私の場合は、よく同業者の古参の社長に、なんで、そんな古い話、昔の業態を知ってるんだ…。と、言われます。
だって、30年以上前から、この仕事の手伝いをしてきましたからね…。
それが、武器なんですよ。同業者の同年代の経営者が経験してない事を私はしてきました。
古くから業界を見ているのです。
もう、いい歳した、おっさんですが、同年代で私より、同業者の実働を把握している人間は、たぶん、おりません。
そして、他社とのネットワークについても、私よりある社長は存在しません。
これは、私の父親が、私をいわゆる一宮中部衛生という小さな会社を統治するべき帝王学として、小さな頃から、現場に携わせた結果です。
私は、父親とは違い、自分の息子たちに、経営者としての器という意味で期待はしておりません。
しかしながら、業界を知らないボンボンを、従業員の元で、簡単に頼むな…。と、言い働かせる事はしません。
汗水流して、働くのが弊社の仕事です。だから、子どもにも、若いうちから、仕事をしてお金をもらうという事を経験させる為に、一宮中部衛生でバイトをさせています。
私の子どもからすると、もっと楽で、時給の良い仕事は、たくさんあるそうです…。
が、私は、自分が親からされたように、自分の子どもにも、同じように、働く事の意義を教えたいので…。
たぶん、明日が、私の息子の夏休みのバイトの最終日になります。
えこひいきをしますが、従業員の皆さんには、息子を応援してくれると、ありがたいです。
これからは、私の息子に限らず、若い仲間を大切に育てなければ、未来はありません。
今は、良くても、あっという間に人手不足倒産になりす。
私達の仕事は、地域の環境衛生を衛る為に、未来永劫に、次世代を育てて行かなければなりません。
環境衛生事業の社長は、自分だけ良ければ良いではなく、地域の環境保全の為に、未来を描かなければなりませんよ。