がらじゃない…。

来週ですが、一宮市への寄附で表彰を受けることになりました。

私は、そういうがらじゃないので、代理で無理を言って専務に出てもらいます。

今回の寄附は、特別な事情がありました。

本年、能登を大きな震災が襲いました。

私たち、衛生社は、大きな災害時には、同業者の相互扶助、そして、地域の衛生を衛る為に、支援にかけつけます。

ただ、今回の能登の震災においては、環境省から、弊社が所属する団体に対して支援要請があり、弊社が派遣される予定でしたが、直前となり、大雪と被災した道路状況が酷すぎるということで、現地からの申し出で派遣は中止となりました。

私たち、衛生社は、普段は自分たちの地域の環境保全につとめていますが、大規模災害時には、行政からの派遣要請に基づき、支援に回ります。

常に、行きたいという思いはあっても、勝手な行動は混乱をうみます。

今回の能登の震災には、残念ながら、かけつける事はできませんでした。

直接的な支援はできなくても、間接的な支援(寄附)は、上部団体や、様々な団体を経由して、やれる範囲で行いました。

それとは別に、一宮市七夕まつりで、震災復興チャリティーとして、大きな被害を受けた能登の皆さんが出展していたブースで、能登の輪島の伝統工芸である漆器を購入させていただきました。

しかしながら、私のような凡人が手にし、扱う品物ではありません。

そこで、一宮市に購入した漆器を寄附いたしました。

何故かと言うと、復興ままならないなかで、一宮市の七夕まつりに出展している能登の人に対して、一宮市民も復興に対して応援しますよという気持ちを伝えたかったからです。

ガラにもない事をしてしまったゆえ、私は、今回の表彰には、出席しません。というか、当日、現場があって出席できないのが本音です…。

このつぶやきを読んでいる、従業員の皆さんには、どういう思いがあって、輪島の漆器を寄附したかという事を知っていただきたく、つぶやきました。

被災地は、さらなる災害を受けて大変です。

私たち、衛生社は、人の生命を衛るから、衛生社なのです。

他人事ではなく、自分たちの地域にも、いつ災害は起きるかわかりません。

そのときに、私たちを助けてくれるのは、全国の衛生社です。

衛生社は、普段汚い仕事をしているイメージではありますが、本来の目的は、速やかに汚物を排除し、清潔を保持することにより、人の生命を衛る=衛生に携わっております。

単に汚い仕事ではなく、そういう衛生という仕事をしているという事を、従業員の皆さんには理解していただくとともに、誇りをもっていただきたいです。

と、私らしくないガラにもない事を書きましたが、本当に衛生社は、普段煙たがられても、なくてはならない存在です。その仕事に従事していてくれる従業員を私は誇りに思います。

明日からも、一緒に、地域の環境保全の為に、頑張りましょう!