今年も、賃上げを騒がれてますが…。企業には、賃上げする原資がないのです。
その結果、結局何が起こっているか?賞与カットとリストラです…。そして、企業の廃業…。
賃上げムードを演出しないといけないので、あまり騒がれてないのですが…。明らかに、廃業(倒産)件数が増えています。
また、毎月払われる賃金はアップしてますが、賞与が減っている。
さらに、人件費を抑える為に、無人化を進めて、不必要な人員をリストラ…。
今は、これが非常に多いです。
特に、リストラされる人や、賃金ダウンをされるのは45歳以上の就職氷河期世代…。
急激な賃上げにより、価格転嫁が進み、あらゆる物が高騰しています。その結果、消費が下がり、不景気真っ只中です。
賃上げに伴い、消費が上がれば、景気は上向くのですが、今は、完全な逆風です…。
そりゃ、仕方ないですよ…。従業員の賃金をあげるために、一気に値上げしてる訳ですから…。
どこかで、落としどころを見つけなれば、かなりの企業が破綻し、路頭に迷う人が出てきそうです。
短期的な賃上げではなく、毎年、2%程度で、賃上げを継続していくのが限界なところなのに、年5%を2年連続で実施したら、企業は売る値段を1割以上上げなければ採算が合いません…。
その結果、2割の値上げとなり、高価格となりすぎ、消費が下がり、不景気となっています…。
さらに、追い打ちをかけて、グローバル企業が関税により、海外での利益が減る可能性が高くなってきました。
まぁ、今まで、国内からの輸出には、消費税がかからず、さらに補助まで受けて、大儲けしてきた訳ですから、そのあたりの補助のあり方は見直すべきです。かの国から、不平等だと言われるのは致し方ないです。実際に高額の補償を受けて、海外展開している訳ですから…。
不思議なものです。儲かってる大企業に補助を出し、苦しい中小企業には、これと言った補助がないわけですから…。
輸出企業に対する、還付金(補助金)が表にしっかり出ると、財源を出している消費税の納税者は、本当にストを起こすくらいの不平等なんですよ…。いくら自国の輸出産業を守る為とは言え、補助のしすぎです。
そこに、かの国はメスを入れてきた訳です…。
日本の屋台骨である自動車産業の景気が悪くなれば、国内の景気は、本当にガタガタになる気がします。
結局は、日本が、グローバル展開しすぎたせいかもしれません。
これからは、内需完結できるスタイルにしていかなければ、ババを引きます…。
従業員にブラック労働で安価に製品を作り、国の補助を受けて輸出で馬鹿みたいに儲ける…。このビジネスモデルは、あまりにも不均衡なので、そろそろ立ち行かなくなります。
常々言ってますが、縮小して行く時代なんです。
話がそれましたが、賃上げには原資が必要です。その為には、値上げや、効率化が必要なんです。
これは、口で言うのは簡単ですが、結果を出すには、非常に苦労する案件です…。