昨日と今日は、1年ぶりくらいにバキュームカーに乗りました。
私は、現場系の人間なので、当たり前で、バキュームカー、ごみ収集車、ダンプカー、重機等、全部乗れます。乗るだけじゃなく、もちろん作業もできます。
実際には、毎日乗ってるわけではないので、毎日乗ってる人の80%程度の能力しかありませんが、社内で、オールマイティーに仕事ができるということに関しては、おそらくNo.1です…。
弊社くらいの規模になると、社長が現場で働いているのは、正直に、珍しいと思います。
今回、何故、バキュームカーに乗ったか?というと、他社の修理の技術を見に行ってきました。
自社に得られる物はあるかな?そして、情報交換も大切です。
驚いたのは、浄化槽の修理に来ていた、職人が昔一緒によく仕事をしていた人たちでした。
みんな、独立や転職しているんですが、やっている事は以前と同じ職種だと言うことです。
私は、ただ、バキュームカーでウンコを汲みに行ってるだけの作業員なんですが、私の立場を知っている人は、「社長、ありがとうございます!」です。
たまたま、社長になっただけなんですがね…。
社長になってなかったら、みんなと同じで、浄化槽に潜ってウンコにまみれてます。
まぁ、社長ですが、時として、浄化槽に潜ってウンコにまみれるのが、私の趣味ですがね…。
不思議なもので、みんな、違う職種には、行っておらず、同業者間を転々としていたりしています。
人が嫌がる仕事なんですが、やりがいのある仕事なんだろうなと思いました。
ウンコやゴミに携わる、私たち衛生社、結構、世の中では下に見られるのですが、私たちの存在はなくてはなりません…。
だって、トイレ使えなくなったら困るでしょ…。街にゴミがあふれたら困るでしょ…。
でも、これからの将来は、そうなるかもしれません…。
こんな汚い仕事をですね…、、、若い人はやりませんよ…。
私とほぼ同年代の就職氷河期の時代は、働く場所がなく、こういった汚い衛生社の仕事にも人は集まりました。そして、それに魅力を感じてかどうかわかりませんが、みんな食う為にやってきたのです…。
が、一気に少子化により働く人が減ってきているのが現在です。
そんななかで、ウンコやゴミをさわる汚い衛生社には、人は集まりません…。
世の中に、なくてはならない重要な仕事なんですがね…。
あと、10年したら、この業界は、一気に人手不足倒産となる気がします。そうなった時は、どうなるんでしょうか…。
考えるのもおぞましい、汚い世の中です…。
何故、衛生社なのか…。人の生命を衛る会社だから衛生社なのです。
このあたりを、よく考えて、我々衛生社が生き残れるようにしていただかないと…。現在の衛生は保てません…。
これから、なんとか、地位確率の為に、頑張らなくちゃと、思います。
私も、もうすぐ、50歳になってしまいます。経営者としての強引な手腕を振るえるのも、あと僅かです。
だから、頑張りますよ〜。(笑)