社員が、自動車の免許を取得してきました。
特に、なんでもない当たり前のことなのですが、私的には、とてもうれしい事です。
世の中では、当たり前で取得できる自動車免許も、人によっては非常にハードルが高い事もあります。
若い頃、駄目だったわけですが、会社も手を尽くし、本人が頑張った結果、他の人よりは遅れましたが、自動車免許を取得する事ができました。
本人も嬉しかったと思いますが、私や専務も含め、応援していた周りの人は嬉しかったと思います。
私は、障害というのは、確かにハンディキャップではありますが、その人の個性だと思います。
1つの部分での障害が目立ってしまい、その人の他の長所が目につかない事があります。
ハンディキャップがある人は、他の人、倍以上、ハンディキャップのない人に負けないように、努力するんです。
簡単な話しですが、両足ある人が歩くのと、片足しかない人が歩くのでは、片足を倍鍛える必要があります。
当たり前でできる事を、当たり前でできない人がいます。
が、彼らは、そのハンディキャップを克服する為に、すごく努力をしているのです。
ただ、残念ながら、一般的には、なかなかチャンスはもらえません。会社というのは間に合う人間ほど徴用するからです。
センスの良い人間を育てるのは簡単です。逆にセンスのない人間を育てるには、時間とパワーが必要です。
なので、ハンディキャップを背負っている人は、なかなかチャンスに恵まれないのが現実です。
私的には、とても一生懸命働いてる社員であれば、ハンディキャップを少しでも解消してあげたいという気持ちになります。
簡単に言うと、特別扱いです。
消して弱い訳ではありませんが、弱い立場の人間を守るのが男です。
女性、子どもを守るのが本来は男の仕事なんです。
会社というグループのトップである私は、グループの中の弱い人間を守るのも、大切な役割です。
もちろん、その人が弱いと私は思っていません。
逆に、ハンディキャップを背負いながら一生懸命働いてくれているので、応援するのです。
普通の人では、当たり前な事でも、当たり前で出来ない人もいます。その人達は、周りに迷惑をかけないように、一生懸命やっているんです。そこは、フォローをしなければなりません。
人を育てるという事は、弱い人を強くするという事です。
こんな奴は育てる価値も意味もない…。なんて事は言わずに、手を差し伸べる。そういう人が、私は好きですね。
今回、一生懸命頑張って、自動車免許を取得した社員。本当に素晴らしい事だと思います。そして、その周りの人も素晴らしい人間だと思います。
久しぶりに、嬉しかった気持ちをつぶやきました。