お久しぶりです。そして、良いお年を

久しぶりにブログを書きます。結構、ブログの更新がなく心配してくれる人たちがおりびっくりしました。

体調を崩したとかではなく、単に、今年一年忙しすぎたというだけです。今年は団地の改修工事をさせていただいておりまして、それも、おおむね85%ほど終わっております。あとは、団地内に敷設されている汚水管と古い浄化槽の解体撤去を3月末までに実施いたします。

実は、団地の各戸改修が終わったあと、公共工事の下請け依頼が多くあり、予定が狂いとても忙しい毎日を送っております。公共工事は、実際の仕上がりも大切ですが、それよりも重視されるのが書類と写真です。民間工事と違い、施工計画、施工体制などの書類を作成する必要があります。

勘違いされやすいのは、こういった書類を元請が容易すると考えている人がおりますが、下請け部分については、実際に施工をするのが下請けであり、下請けが施工計画(方法)、と自社の施工体制を構築するわけであり、書類も同じくなのです。どうも、最近はこれができない下請けが多いそうですが・・・。なので、下請け業者は、スキルで言うと元請けと同等なのです。すぐに公共工事が自社でも請け負えるレベルなんです。

元請に現場代理人はもちろんおりますが、実際に施工をするのは下請けです。なので、下請け業者の方が、請けている部分に関しては元請よりも当たり前で精通しております。本体であれば、発注者との協議は元請の現場代理人が行うのですが、下請けの現場代理人が協議した方がスムーズにいくことが多々あります。

たぶん、従業員のみなさんは、私が何をやっているかあまりわかってないと思いますが、月から金までは下請けの現場代理人として作業して、土日や平日の現場を離れれる時間(従業員にまかせれる時)に書類や写真管理をしております。その結果ですが、今年は元旦から土日祝祭日を含めて5日も休めておりません・・・。なので、このまま行くと365日中360日働いていることになります。

よく、働きすぎだと、協力業者さんに言われますが、現在の弊社は恥ずかしながら、私のかわりがいないというのが現実です。育ててこなかった私が悪いのですが、私の代わりというのは、なかなか大変です。

今、私は逆に頑張っております。長男があと2年すると大学を卒業して弊社に入社する予定です。2年間専門学校で設備工事に関して専門的な事を学び、来年から大学に編入して建築に関する事を学ぶ予定です。正直、あまり出来がよくないと思っていた長男ですが、かなり努力をしており、施工管理に関する資格も在学中に取得しており、あとは社会に出てから実務経験を積み、実地試験に合格すれば、私と同様に施工管理をすることができるようになります。そこで、私は将来にむけて、長男に教えれるように自分の仕事(工事の施工管理)を今頑張っております。

私は、若いころに会社の仕事に必要な資格を取得して、会社の営業品目を増やしてきました。ただ、私の持っている資格のほとんどは、2級と言われるレベルで、4500万までの工事しか請け負うことができません。現実には、弊社の請負金額は高くても2000万以下なので、2級で問題はないのですが、私くらいの知識があれば1級を取った方が良いとよく言われます。長男はすでに1級の1次(学科)を合格しており、実務経験後の2次(経験記述試験)に合格すれば1級の施工管理ができます。正直、私を追い越すわけですね。2級で、20年間問題なかったわけですが、子どもに追い越されるのもどうかと思うので、来年度は各種の1級の資格にチャレンジしてみようかと考えております。ただし、暇があればですが・・・。

近況については、上記な感じです。今現在、日曜日ですが、真清田神社に週初めの安全祈願に行き、自分の事務空間で書類をやっております。息抜きでこのつぶやきを書いております。

世の中についてですが、少し前のつぶやきで記載しましたが、長期金利が2%、ドル円は160円に近くなりました。私の先見の能力は自画自賛するわけではないですが、なかなかのものだと思います。(笑)やはりですね。国力が衰えていきます。これは少子高齢化による労働生産性の低下が起因するものの為、簡単には改善できません。

少し前に大きな火災があったのを覚えておりますか?その火災で驚いたことは、被害にあった家屋のうち空き家が4割を占めるという事です。これが日本の地方の現実なわけです。前々から言っておる事ですが、インフラの維持も限界にきております。高度成長期に日本全国まで張り巡らされたインフラ網を人口減少していく日本の国力で維持していくことは困難であるというより、不可能なのです。

今後は、快適に人が住める地域、少し苦労があるが人が住める地域、農業従事者地域、観光地域など、地域ごとの役割を明確にして、人が住む地域を限定していかなければなりません。というかそうしないと国は維持できません。

もともと市街化調整区域(田舎)は、50戸連担という制度があり、新たに家を建てようとする土地から50m以内に他の家が建っており、そこからさらに50m以内に他の家が建っているという条件で50件の家が連なっていなければ、その土地に家を建てれないというルールです。さらにこのルールを満たしていても調整区域では資格要件がある為、家を建てることは難しいのです。

では、なぜ、田舎に家が乱立しているのか?

市街化調整区域という制度ができる以前の古い住宅が建っていた土地は既存宅地といい誰でも家が建てれるのです。そして、本家と呼ばれる古い住宅は本来は代々引き継がれていく宅地であったのですが、跡取りは別で暮らしている事が多く、解体して新たな宅地として開発されます。もともと本家があった土地なので200坪とか300坪はざらであり、そこが分譲住宅となります。市街化区域の土地よりも安い為、ニーズが高いです。とは言ってもある程度の都会に近い一宮市のようなトカイナカでのニーズです。あと、人口減少を危惧する市町村にあっては、とにかく住む人を増やしたい為に市街化調整区域を大幅に過去に見直してしまった地域があります。

そういった背景の中、住宅地が疎らになっております。一宮市はまだまだ人口が密集している地域の為、問題ないですが、地方では住宅地を1か所にまとめないとインフラの維持ができません。

あまり大事になってないですが、名古屋市ですら、人が住める地域は基本、公共交通である地下鉄の駅付近とする計画が策定されています。それ以外の地域は、インフラ整備はしていかないよという事です。

これだけ、空き家はあっても、人が住める地域はこれから集約されていき、人が住める地域の土地、そして建築代は高騰しております。フラット35は限度額が1億5000万まで借りれるようになり、そして返済期間は50年に延長される予定です。25歳に家を建て75歳まで毎年300万(月25万)を返済する計算です。今の給料水準で行くと夫婦共働きでなければ無理で、夫婦共働きであったとしても大変厳しい数字です。これで、明るい家庭を作ろうと結婚という選択をする人がでてくると思いますか?結婚せず、アパートで一人くらしの方が、気楽で自由がある、その選択を若い方はするわけです。というか、結婚して家庭を養い家を建てるというのは、かなりハードルが高いのです。

あほみたいに、当たり前である衣食住の住が高すぎるのです。地方の人口が減り空き家が増えて、熊が出没するようになっても、都会に移住なんて簡単にはできないのです。

だから、地方田舎であっても、人が住める地域を限定していかなければなりません。

そういった事が日本の現実です。世界情勢も気になりますが、あと10年から20年すると一気に人口は減少していきます。幸いにして一宮は名古屋に近いこともあり問題ないと言えば問題ないのですが、人口が5万未満の市町村は存続が危ぶまれます。散歩中に熊に出くわす事態もどんどん増えますよ。田舎の方にあまり行ったことがない人は知らないと思いませんが、熊はまだ少ない方です。普通に毎日、鹿やイノシシは田舎だと目にします。車で走っていて目の前を鹿が歩いてるんです。

またまた大げさな事を言ってるなと思われているかも知れませんが、岐阜県で令和6年に駆除(狩猟)された個体数は、熊が約50、イノシシが約2300、鹿は約4500ですよ・・。イノシシと鹿の数は、単純に熊の150倍近くいるという事です。