今日は、社員の皆さんと、藤前干潟に不法投棄の撤去作業のボランティアをしてきました。
毎年、定期的に撤去作業をしているので、さすがに大きなゴミは少なくなりましたが、それでもタイヤ等がたくさん転がっています。多いのは、プラスチックごみ、ビン、ボール、ライター等です。
タイヤは現地で不法投棄されたのだと思われますが、それ以外の物は、川の上流から流れてきた物と思われます。
干潟に降りないとわかりませんが、干潟と言うより、ゴミの島です…。
問題なのは、干潟に流れ着いたゴミは、ほんの一部であり、そのほとんどが海洋に流れてしまいます。
日本からのごみが外洋に流れて太平洋ゴミベルトまで流れつきます。
太平洋ゴミベルトは、太平洋に浮かぶゴミの島で、日本の国土の4倍の面積に広がっています。
私たち人間の生活ゴミが河川から海洋にながれ、日本の国土の4倍の広さのゴミの島ができるにいたってしまいました。
地球は、人間だけの物ではありません…。このまま地球を汚し続けた時、人間が地球の怒りを受けるのは明白です。
藤前干潟のゴミの島で、カニをたくさん見かけました。異常な光景です。カニは、私たち人間の行動をどう思っているのでしょうかね。
私のような、廃棄物、環境衛生に携わる者は、今回のように、実際に自分の目で環境汚染の状況を見る事ができます。そして、知識もあります。
ゴミのポイ捨てが地球にどういう被害を及ぼすか、現実の藤前干潟の状況、太平洋ゴミベルトの存在をこのつぶやきを見ている皆さんにも知っていただければ…。
ポイ捨ては、やめましょう。