昨日は、大きなポンプ槽の清掃作業でした。
槽内作業は、とても危険な作業です。酸欠による死亡事故が全国的に多い仕事です。
実は、私たちのような衛生社は、産業分類では、その他サービス業の中の清掃業に分類されます。
清掃業は、事故が多い為、労災保険の掛金も普通の職種より高いです。
事故を減らすには、正しい手順で作業をする事がとても大切です。
この正しい手順は、先輩から後輩に社内教育で引き継いでいかなければなりません。これができないと、事故がおきます。
危険な作業だけでなく、他の簡単な作業にしても、何年もの長い年月をかけて蓄積された的確な効率の良い手順という物があります。
先輩は、自分が若い頃に教えてもらったように後輩に教えていくべきであり、後輩は教えられた事を確実に覚えていく努力をするべきです。
こういった、当たり前の事が、最近はできない世の中になりつつあります。
作業手順の正しい継承ができていないと、自分たちではできていると思っていても、まったくレベルの低い仕事となります。
歴史のある会社であっても、レベルの低い会社では、お客様からの信頼は得られません。
こういった大事な事が、意外と忘れられがちです。
酸欠作業は、適正な方法で作業を行い、その記録を3年間保存しなくてはなりません。少し前に同業他社の経営者の方々とお話ししましたが、経営者でもこういった当たり前の事を学んでないような人も見受けられるような気がしました。
仕事の基本、そう言った物をしっかりと継承していく事が、地味ですが、会社の発展には重要なのではないでしょうか。