なぜブランディングに力を入れるか?

ブランディング、企業や商品に対する機能的な価値以上の良いイメージをつくり出すことです。 企業や商品の価値を明確にし、差別化させること。

これが、本当に大切であり、大変です。

何故かと言うと、価格競争に巻き込まれずに、この会社(製品)に、決めてもらう事がとても重要だからです。

さらに言うなら、働く人が集まらないのです。不景気であっても、少子高齢社会で、働く人は、企業間で取り合いなのです。知名度の高い大企業であれば別ですが、中小企業は、本当に求人には苦労をしています。好きで外国人の労働力を取り入れているわけではなく、どうしようもないのです。弊社もそろそろ外国人の実習生等の雇用も考えなければいけない時期かと思います。

そこで、ブランディングにより、企業イメージの差別化を諮らなければ生き残りができません。

この先、5年後、10年後、ますます一緒に働いてくれる仲間を増やす事はとても難しくなります。その結果、企業は死にます。黒字であっても、人が集まらなければ、規模を縮小し、縮小し続けた結果、廃業となります。

とくに、私たちのような、肉体労働であり、きつい、汚い、危険の3Kが当たり前の職場では、人を集めると言う事に、経営者のほとんどが苦労しています。

人を集める為に、求人広告料を払い、無駄なコンサル料を払います。

実は、ドブにお金を捨てているような物です。

複数社の求人広告を見て入ってくる人は、労働条件が合わなければすぐに辞めます。コンサルに頼んだところで、その人には、何の責任もありません。中小企業でコンサル頼むならコンサルに社長をやってもらった方が良いでしょう。

じゃ、どうしたら良いか。

選んでもらえる会社になる必要があるのです。あそこの会社はいいよ。と、言ってもらえるようになる必要がある。

これが、ブランディングです。

で、どうしたらブランディングが構築されるのか…。

これが本当に難しいですよ。

まず、知名度をあげないといけません。その為に必要な事は、ある程度まで会社の規模を大きくする必要があります。成長し続けなければならないという事です。

仕事がないのに、人を雇っても意味がありません。当たり前ですが、成長している会社は、人を雇うと雇った分、仕事が増えて、また、人が足らなくなるのです。

どこかで、衰退のカーブを迎えるとは思いますが、一定規模までは、事業が成功していれば勢いに乗り成長していきます。

会社の規模がある程度まで大きくなれば、自然に、人の目に入るようになり、知名度は上がって行きます。

そこから、やっとブランディングという戦略をスタートできます。

ブランディング=ファンを作るという事です。

じゃ、どうするか?

お客様よりも、まず、従業員ですよ。従業員に会社を好きになってもらわなければなりません。これが一番難しいかもしれません。

外にばかり目に行きますが、まずは、従業員が会社で働く事を好きになり、その結果、お客様に良いと思われるサービスが提供できるのです。

従業員が会社を好きになれば、自然に、お客様に対しても良いサービスをし、結果、お客様も会社を好きになってくれます。

中小企業の場合は、SNSなんかも、もちろん大切ですが、ブランディングの構築はまず社内からです。

だから、ブランディングというのは、難しいんです。なかなか、従業員に会社を好きになってもらうのは、本当に難しいですからね。お金の為にいやいや仕事をしているのではなく、仕事を好きになってもらう為には、その仕事の社会的な意味がなければなりません。経営者は、なぜ、この仕事をしているのか?即答できなければなりません。それが、従業員にも伝搬し、企業のブランディングに繋がるんではないかと思います。

と言う事で、未熟な私は、もっと会社を良くなるようにするにはどうすれば良いか、日々、頭を悩ませています。