様々な物が値上がりしております。円安の影響もありますが、急激な人件費の高騰の影響も大きな要因となっております。
ここに来て、一気に、労働人口の減少により、働き手不足感は否めないようです。
弊社に関しても、求人をハローワークに出してはいるものの、半年近く一本も電話はならない状況が続いています。
これを打破するためには、手っ取り早いのは、求人に対する初任給を上げるということとなります。が、それをやってしまうと、お金だけが目的の人が集まる気がしてなりません。確かに、優秀な人材を雇うには、それなりの人件費を払う必要はあります。が、今世の中は、とにかく高額求人し、人を集めております。高額求人するわけですから応募は多数ありますが、雇用してから人件費に見合う人でなければ試用期間で解雇となります。そういった求人の仕方をしている会社は、人件費の高騰に対して商品やサービスの価格転嫁をすすめなければ赤字となります。
また、働く人を継続して雇用し昇給していこうと考えるなら、最初から高額を払うということはなかなか難しいです。なので、現在の能力がないのに高額で採用をされている人は将来の昇給は見込めないということです。はたしてこれで良いんでしょうかね?いわゆる日本従来の最初は低賃金で雇用し、適材適所を見極めて会社が管理し継続的な雇用を約束し昇給していくメンバーシップ型雇用に対して、最初から能力を期待した相応な賃金を払うジョブ型雇用は能力がなければ即時に雇用を打ち切られてしまう悪い面があります。もちろん良い面もあるとは思いますが、これが日本の雇用事情にあっているかというと微妙です。雇用の流動性という面では良いかもしれませんが、従来のメンバーシップ型雇用での求人には、まったく人が集まらないという状況が現在です。
ジョブ型雇用で初任給30万で退職時にも30万となることもあるわけです。メンバーシップ型雇用であれば、初任給が25万で退職時には45万程度が普通でしょうか?目先の30万と将来の45万のどちらが良いか?残念ながら、若い人たちは、目先の30万に飛びつくでしょう。
さらに言うなら、ジョブ型雇用で就職し、賃金に見合う能力がなく、転職を繰り返した場合は、最終的には履歴書に傷がつき、気づいたときには転職先がなくなるという事態も考えられます。また、住宅ローン等においては、勤続年数が大きな審査項目となるため、住宅ローンも組めない恐れがあります。
ですが、従来のメンバーシップ型の求人をしている弊社のような企業は、そもそもジョブ型雇用の高額求人に就職者を取られてしまっているのが現状です。このまま人が集まらなければ業務を縮小していくほかありません。
今は、我慢の時です。ジョブ型雇用の現実がわかった人がメンバーシップ型雇用の良さに気づき意識が変わらなければ、人は集まりません。おそらくこれから5年程度は、高額求人が続き転職を繰り返す人が増えるのではないかと思います。その先、またメンバーシップ型雇用の復活となるんじゃないでしょうか?
ただ、今現在、人が足りていないメンバーシップ型の企業は、本当に厳しい状況だと思います。初任給を無理矢理にでも上げないことには、人は集まりませんからね。それを価格転嫁したところで、消費者が購入してくれなければ企業の運営はままならないわけですから。
最後になりますが、現在、弊社も雇用に関しては、新しい人材が入ってこないという。大変厳しい状況となっております。就職希望者が見えましたら、ぜひ、みなさんご紹介の程、よろしくお願い申し上げます。