今、世の中は、思った以上な不景気です。本当に、仕事量が急減しています。
不景気のせいか?人口の急減なのか?そこのところが良くわかっていませんが…。
3月は最低水準、4月もあまり良くありません。
連休明けは、やっと回復と言ったとこでしょうか…。
解体工事の見積もり依頼は、普段だと、週に1件くらいコンスタントにあったんですが、今年の始めから電話が鳴らなくなりました。
家が売れないので、家が建てれない、だから土地も売れない、結果、解体が止まるわけです。
全て連鎖しているんですよね。
なので、解体業者は、みんな、能登の復興に出稼ぎに行ったわけですが、それもある程度の目処が付き、また、地元に戻ってきています。
が、仕事はありません…。
ここから一気に、建設業界の淘汰は進むんじゃないかと思います。
仕事を取れる会社は生き残れますが、当たり前で、取れない会社は生き残れません。
その結果、生き残る為に、低価格での受注となり相場が崩れます。
そうした結果、全ての業者が、足を引っ張られる訳です…。
これから当分の間は、そういう流れになると想像しています。
仕事量が減れば、仕事を確保するために、単価を安くするのが手っ取り早いからです。
仕事量が減っても、仕事のクオリティーを高くして、付加価値をつけ、高い金額で請け負う。これが理想なんですが…。
こと、解体に関しては、建てる仕事ではなく、壊す仕事です。だから、安けりゃ良いわけです。
そんな今の世の中ですが、弊社には、恐ろしくお客さんウケの良い社員もおります。
私は、受注率9割以上なんですが、理由は安いからです。
が、社員の中には、私の5割増の金額で仕事を請け負ってくる者がおります。
会社にとってどちらが良いかと言えば、高い金額で契約してくる者です。当たり前ですよね。
同じ仕事で、片方は100万、もう片方は80万で、契約した場合、どちらが良いか、はっきりしています。
私には、仕事を確保するという使命があるので、どうしても安価になりがちです。
が、エラい思いをしても、利益は残らない。
高い金額で契約してこれば利益が残る訳です。
当たり前の話なんですが、これは難しいんです。高けりゃ契約率が低くなりますから…。が、これを平然としてくる社員がおります。
仕事に自信があれば、あえて値引きをすることなく仕事は取れるという、良い見本です。
自信を得るためには、経験が必要です。経験を得るためには、汗水垂らして現場をこなす必要があります。
これは、並大抵なことではありません。
やはりですね。仕事ができる人間、仕事を真面目にやる人間、サボらない人間が強いのです。
口先だけで手を動かさない人に、人はついてきません。
今の大変な作業は、未来を明るくします。
実力のある人間に、人はついていきます。お客さんもしかり、後輩もしかりです。