建設関係は、今、想像以上に不景気です。
極端に、仕事量が減っている感じがします。
顧客数が多い、弊社ですら、仕事量が薄いな…。と、感じると言うことは、他業者さんは、相当厳しい状態です。
実際に、他業者さんから、仕事がなくて助けて欲しいと懇願される状況です。
弊社にしても、私の隠し玉(暇な時に安くやりますよ)を、叩いている状態です。
私の隠し玉がなければ、社員が遊んでしまう状態です。
それくらいに、仕事量がないのが、現状です。
4月になれば、もう少し状況は変わるとは、思うのですが、話を聞く限りでは、他業者は全く仕事がない…。
これは、当分続きます。物価の急激な高騰により、消費を控えているのが大きな原因ではないでしょうか?
前々から、言ってるのですが、ここ5年が勝負だと、生き残れるかどうかという…。
コロナ禍の融資の返済もありますが、仕事量が激減しており、受注できる会社が限られてきました。
簡単に言うと、現在の業者数に対して、仕事量は見合ってないのです。
業者数≫仕事量な訳です。
結果としては、業者数が減る事になる訳です…。
人口が減っていく中で、さらに、物価高騰による不景気が仕事量の激減につながっています。
今年、来年あたりは、えっ…。っと思うようなところが廃業する気がします。
老舗と言われるところ程、従業員を抱えており、プライドが高く、厳しい経営状況となっているのが現実です。
仕事量に合わせて、会社を小さくできれば良いのですが…。借入金がある場合は、とにかく仕事量を確保しなければなりません…。
その結果、仕事を確保する為に、安く請負、気付いたら、その案件は大赤字となります。
赤字を埋める為には、利益率が良い仕事を取らなければなりませんが、利益率が良い仕事は取り合いです…。みんな暇してますからね…。
弊社にしても、最初に言ったように、社長の私の隠し玉を出してる状況です。
ただ、お客さんに嘘はつけないので、暇になったら安くやりますよと言ってるので、本当に仕事を回しているだけです…。
ちょっと、本当に考えものだと思います。
小さな会社は、今回の波は越えられないですよ…。
大きな船は、波に強く、燃料も多く積んでるので、かなり耐えれます。
ただ、大きな船程、傾いた時の犠牲は大きい事が問題です。大きな船が傾くと、小さな船は当たり前で傾きますから…。
私は、まだまだ奥の手を持ってますから大丈夫なんですが…。知ってる会社が生き残れるか心配でなりません…。
社長の1番の仕事は雇用を守ることです。それは、すなわち、仕事を作るという事です。
今、世の中の社長のほとんどが厳しい状況に陥ってます。
日本は、会社と社長は一蓮托生であり、会社が凹むと社長も凹みます。
社長が会社の保証人になったり、社長の個人資産を担保にしてお金を借りなければ、事業ができないのが日本のシステムだからです。
これがある為に、堅実な仕事をするわけですが、これがある為に、社長の後継者が出てこない訳です。
これからは、赤字経営による倒産よりも、後継者難の廃業が増えていきます。
世の中の中小の受け皿がなくなると、そのしわ寄せは、住民一人一人に重くのしかかってきます。
今年は、ちょっと歯をくいしばらねばならないと、感じております…。