年末、残すところ、本当にわずかというところで、社内でパンデミックが起きました…。
インフルエンザによる社員の欠席は14人です。ちなみに、私も頭が痛いです…。
ごみ収集は、静脈インフラであり、休む事はできません。
だから、たとえ、社員が14人休んでも、仕事は止めれない訳です。
通常の会社であれば、社員が、14人もインフルエンザで休んでしまったら、会社は回りません…。
私は、社長になってから、休める会社を目指し、人を増やしました。
その結果が今にあります。人をたくさん雇っているので、会社の利益は低く成りましたが、安心して休める会社となりました。
まぁ、今回のように、14人も休まれると、流石にきついですが、それでも会社は回ります。
休める会社にするという事は、そういう事なんです。
社員の1割が休んでも回る会社は、意外と世の中には無いのです。
なぜかと言うと、本来の最低限の人数が、会社にとっては一番利益が出るからです。
だから、経営者は、ギリギリの人数で、そして、安く人を集めようとします。
これは、経営者としては、正解なんです。財務的には…。
ただ、働く側から見ると、休めない会社となります。
ギリギリの人数でやっている会社の方が賃金が高いという誤解があります。
ギリギリの人数で会社を回そうとするケチな経営者が社員に対して賃金を増やすと思いますか?
なので、結果としては、利益率が高い大きな会社の方が、休めるし賃金が高い会社なのです。
大企業がまさにその通りで、中小企業は、人が足らなく、休めず賃金が安い…。
だから、中小企業には、人が集まらないのです。
かと言って、中小企業で、余剰に人を抱えて、賃金も高く…。できるわけがないですよね…。
その結果、中小企業は、人が集まらず廃業となります。
生き残るためには、最低限必要な社員数+1割を雇える体力=利益が必要な訳です。
これは、中小企業にとっては、簡単な事ではありません。
単純に人を雇うために、売上を2割程度増やす必要があり、かつ余剰人員の仕事も作らなければなりません。
全てがバランスよく行くと、結果としては、会社の経営は+となり、さらに、休める良い会社になります。
そんな会社は、世の中に、なかなかありません。
なぜかと言うと、経営者は利益を追求するからです。
が、これからは、経営者は、いかに会社を存続させるか、人が集まる会社にするかと言うことに注力しなければなりません。
ここの考え方を替えなければ、ほとんどの中小企業は人が集まらず廃業となります。
来年からは、この人手不足による倒産は一気に加速します。
同時に、もう少しすると大企業が業績不振により一気にリストラをする事が予想されますので、そこまで耐えれれば、生き残れます。
わかりにくい、つぶやきをしましたが、現在、中小企業はどこも存続の危機です。それは人手不足による問題です。しかしながら、今までグローバルで日本を支えて来た自動車産業が、これから一気に衰退します。言い方を間違いました。衰退ではなく無人化省力化です。私の予想では、これから製造業は無人化がどんどん進み、そこで働く人は、サービス業に移行されます。その時まで、生き残れれば、中小企業も何とか生き残れる気がします。
経営者というのは、常に、頭を使わなければなりません。
今ではなく、未来を見なければ、経営はできません。
短期的な目線では、利益の追求だけになるからです。
会社が存続するのは、恒久的に、社会に貢献し、社会から認められ、仕事を受注することができるからです。
短期的な利益追求だけでは、会社(社会の裏返し)は、淘汰されます。当たり前なことですよね。
世の中(社会)に必要とされない会社は、当たり前で生き残れません。