久しぶりに大きめな地震がありびっくりしました。おそらく私の家は震度4でしょう。
参考までに、地震時の震度による状況を気象庁が下記のように定めています。※96年以降は細かくなっています。
1996年9月30日以前
震度 周囲の様子と被害
0(無感) 地震計(震度計)が検知し、人は揺れを感じない。
1(微震) 静止している人や特に注意している人だけに感じられる。
2(軽震) 人に感じられ、障子などがわずかに動く。
3(弱震) 家が揺れ、戸・障子などが音を立てる。
4(中震) 家が激しく揺れ、8分目くらいまで入れた水が容器からあふれ出る。
5(強震) 壁が割れ、煙突が壊れたりする。
6(烈震) 家が倒れる割合が30%以下で、崖崩れ、地割れが起こる。
7(激震) 家屋の30%以上が倒れ、山崩れや地割れができる。
1996年10月1日以降
震度
屋内 屋外 建物 設備・インフラ 地形
0
地震計(震度計)が検知し、人は揺れを感じない。 変化は無い。 変化は無い。 変化は無い。 変化は無い。
・
1
地震や揺れに敏感もしくは過敏な限られた一部の人が、地震に気付く。
めまいと錯覚する。
・
2
多くの人が地震であることに気付き、睡眠中の人の一部は目を覚ます。
天井から吊り下げた電灯の吊り紐が左右数cm程度の振幅巾で揺れる。
・
3
ほとんどの人が揺れを感じる。
揺れの時間が長く続くと不安や恐怖を感じる人が出る。
重ねた陶磁器等の食器が音を立てる。
風が無い時も電線が少し揺れる。
・
4
ほとんどの人が恐怖を感じ、身の安全を図ろうとし始める。机などの下に潜る人が現れる。
睡眠中の人のほとんどが目を覚ます。
吊り下げた物は大きく揺れる。
近接した食器同士がずれて音を立てる。
重心の高い置物等が倒れることがある。
電線の揺れがハッキリ確認できる。
木々の揺れが風でないことが分かる。
歩いていて揺れを感じる。座り込むと揺れていることが確認できる。
自動車の運転中に、突風で一瞬ハンドルを取られる感覚に似て、地震の揺れに気付く人がいる。
木造:アルミサッシを用いていない古い木造家屋ではガラスが振動して鳴る。
軟弱地盤の湿地等を土地改良
した地域に建つ建物は他の地域に比べて大きく揺れる。
老朽家屋では柱と壁に隙間が生じる。
RC造:瞬間的にアルミサッシのガラスとガラス留めがずれてビシッと音を立てる。
一部のエレベーターは地震感知後、停止する(その後は、大きな揺れがなければ自動で復旧するものが多い)。
・
5弱
ほとんどの人が恐怖を感じ、身の安全を図ろうとする。
歩行に支障が出始める。
天井から吊るした電灯本体を始め、吊り下げられた物の多くが大きく揺れ、家具は音を立て始める。
重心の高い書籍が本棚から落下する。
歩行中にふらつく。 木造:耐震性の低い家屋では筋交い・火打等の倍率が低い部位を中心に
応力が集中し、壁には亀裂が入り、柱の継手部分が破壊する。
RC造:耐震性を謳っている家屋では柱や
梁などの接合部分の軋む音が鳴る。
地中埋設された老朽化が著しい水道本管は、地下の揺れで
水道管の接合部が緩み、
断水する地域が現れる。
都市ガスで使用されているマイコン内蔵
ガスメーターの自動遮断弁が作動する家が出始める。
エレベーターは停止し、保守会社が点検を行わなければ運転再開が不可能となる(以下5強以上の揺れでも同じ)。
軟弱な地盤では亀裂が生じることがある。山地で
落石
、小さな崩壊が生じることがある。
・
5強
恐怖を感じ、たいていの人が行動を中断する。
食器棚などの棚の中にあるものが落ちてくる。テレビもテレビ台から落ちることもある。一部の戸が外れたり、開閉できなくなる。
室内で降って来た物に当たったり、転んだりなどで負傷者が出る場合がある。
窓ガラスが割れたり、補強していない
ブロック塀
が落ちてくる。道路にも被害が出てくる。
木造:耐震性の低い住宅では壁や柱が破壊するものがある。
RC造:耐震性の低い建物では、壁や柱に大きな亀裂が入るものがある。耐震性の高い建物でも壁に亀裂が入るものがある。
停電する家庭が出てくる。ガス・水道管に被害が出て、利用できなくなる。 軟弱な地盤で、亀裂が生じることがある。山地で落石、小さな崩壊が生じることがある。
・
6弱
立っていることが困難になる。
固定していない重い家具の多くが動いたり転倒する。 開かなくなるドアが多い。
かなりの建物で、窓ガラスが割れたり、壁のタイルが剥がれ落ちたりする。 木造:耐震性の低い住宅は倒壊するものがある。耐震性の高い住宅でも壁や柱が破損するものがある。
RC造:耐震性の低い建物では、壁や柱が破壊されるものがある。耐震性の高い建物でも壁、梁、柱などに大きな亀裂が生じるものがある。
一部の列車が脱線する。エレベーターは機器や
昇降路(シャフト)が損傷し、乗客が長時間閉じ込められることもある。
・
6強
立っていることができず、はわないと動くことができない。 多くの建物で、壁のタイル
が剥がれたり、また窓ガラスが割れたりして落下する。補強されていない
ブロック塀
のほとんどが崩れる。
老齢の中高木は根元から折れることがある。
木造:耐震性の低い住宅は倒壊するものが多い。耐震性の高い住宅でも壁や柱がかなり破損するものがある。
RC造:耐震性の低い建物は倒壊するものがある。耐震性の高い建物でも、壁や柱が破壊するものがかなりある。
ガス管、水道の配水設備に被害が出、広い範囲でガス・水道が止まることがある。また、一部の地域で停電する。都市ガス会社はこの震度で各ガバナーステーションへの遠隔操作により供給を停止する。 震央付近の地域では
地割れ
が確認でき、
断層が地表に現れる事もある。
植林の少ない地域では
山崩れ
が発生する。
・
7
落下物や揺れに翻弄され、自由意思で行動できない。
ほとんどの家具が揺れにあわせて移動する。
テレビ等、家電品のうち数キログラム程度の物が跳ねて飛ぶことがある。
墓石は重さ数十キログラムの棹石部分が倒れる。
細い中木や高木は根元から折れるものがある。
ほとんどの建物で外壁タイルは剥離、窓ガラスは割れ、地上に落下する。
耐震性の高い住宅・建物でも、傾いたり、大きく破壊されるものがある。 電気・ガス・水道等の主要ライフライン
の供給が停止する。
多くの道路の表装がめくれ、通行が困難になる。
鉄道・高速道路等の広域交通機関が破壊される。
都市機能が消滅し、周辺地域と孤立する。
大きな地割れが生じる。
地すべり・山崩れ
が発生する。
地表部の隆起・沈降
等で地形が変形する。
以上の表は『気象庁震度階級関連解説表』(当時)
に倣い、記述をさらに追加したものである。
2009年3月31日の改訂から、建物・設備・インフラ・地形の被害をより詳細に別記するようになった。
震度7から上はない(どんなに揺れが激しく、また被害が大きくても全て震度7)。