幸せ

幸せは、人によって、違うとは思います。

ただ、私的に、幸せってこういう事かな?と思わされたのは、

100万回生きたねこ

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100万回生きたねこは、絵本です。みなさんも、聞いたことがあるんじゃないでしょうか?

少し、抜粋して、冒頭と最後に生まれ変わった部分だけ書きますね。

100万回生きたねこ

100万年も、死なない猫がいました。100万回も死んで100万回も生きたのです。
とてもりっぱなトラ猫でした。
100万人の人が、その猫をかわいがり、100万人の人がその猫が死んだ時、泣きました。
しかし、猫は1回も泣きませんでした。
猫が泣くことになるのは、野良猫になった時の事です。
ある時、猫は誰の猫でもありませんでした。野良猫になったのです。
猫は初めて自分の猫になりました。猫は自分が大好きでした。
100万回生きた猫は、とてもりっぱなトラ猫で、みんなお嫁さんになりたがりました。
たった1匹、猫に見向きもしない、白い美しい猫がいました。
猫は白い猫のそばに行き、「俺は、100万回も死んだんだぜ!」と言いました。
白い猫は、「そう」と言うだけでした。
猫は、腹を立てました。自分が大好きでしたから。
次の日も、次の日も、毎日、白い猫のところに行き、同じ事を言いました。
白い猫は、「そう」と言うだけでした。
ある日猫は、「俺は、100万回も…。」と言いかけてやめました。
そして、「そばにいてもいいかい?」と白い猫に訪ねました。
白い猫は、「ええ」と言いました。猫は白い猫のそばにいつまでもいました。
白い猫は、かわいい子猫をたくさん生みました。
猫はもう、「俺は、100万回も」とは、けっして言いませんでした。
猫は、白い猫と、たくさんの子猫を自分よりも好きなくらいでした。
やがて、子猫は大人になってそれぞれどこかに行きました。
「あいつらもりっぱになったな」と猫は満足そうに言いました。
「ええ。」と、白猫は言い、グルグルと優しく喉を鳴らしました。
白い猫は、少しおばあさんになっていました。
ねこは、白い猫と一緒にいつまでも生きていたいなと思いました。
ある日、白い猫は、猫の隣で静かに動かなくなっていました。
猫は、初めて泣きました。夜になり、朝になり、100万回も泣きました。
毎日、泣きました。朝になって、夜になって、ある日のお昼、泣き止みました。
猫は、白い猫の隣で、静かに動かなくなったのです。

 

 

この絵本を読むと、幸せには、人それぞれありますが、家族、仲間といった愛すべき存在が大切で、そこに幸せを見いだせれるかだと思わされます。

幸せな家庭になる事を、お祈りします。おめでとうございます。

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