出光と昭和シェルが、本格的に統合に向かうようです。
本来であれば、ライバルである両者が、手を結ぶ…。
これは、将来が想像できているからこそ、歯を食いしばってできる行動です。
日本の社会構造、そして、自動車のハイブリッド化やEV化の影響でしょうか?
目先の行動ではなく、5年スパン、10年スパンで、将来を予測したとき、同業のライバルであった会社と手を組んで共闘しなければならない社会構造が予想できているのが、大手企業のすごいところだと思います。
石油を安定供給するという使命を考えると、少なくなるパイを取り合うより、手を組み、使命を果たす事が大切な気がします。
これから、日本は、海外から人を迎え入れない限り、急激な労働人口の減少時代を迎えます。
どの分野においても、少なくなるパイを、価格競争などで取り合いし、自社と競争相手が共に疲弊して、本来の社会的使命を放棄するような事があってなりません。
日本においては、これから、営利よりも、社会にとってなくてはならない会社しか生き残れない時代が到来する気がします。
とても難しい激動の時代だと思います。
社員と家族の生活、そして、地域の環境衛生を保つためには、自我を殺してでも、社会から見てより良い選択をしなければならない…。
我慢も必要です。
難しい時代ですね。