業界の問題

そろそろ、本当に人手不足という問題が、環境衛生事業を営む業界の大きな深刻な問題となりつつあります。

同業者が集まった時に出る話題は、人が集まらない…。人が辞めた…。そういうあまり明るくない話を耳にします。

環境衛生事業は、なかなかIT化や機械が進まない業界です。労働集約型と言われる、人が動いてサービスを提供する職種です。

もともと環境衛生事業は、汚い仕事なので、昔から求人難になりやすい業界です。

この業界は、すごく技術がいる職種という訳ではなく、比較的に短期に業務をこなせるようになります。

ただ、そうは言っても、業界に1、2年いた程度の人と10年以上いる人との技術の差は歴然です。

これは、私たちの業界だけではなく、全産業にも通じる事かも知れません。あらゆる産業で人材の入れ替わりが激しく技術が低下している。お客様に提供するサービスの質が低下している気がします。

強いては、日本全体の技術力が低下しているという事です。

日本の物づくりを支えてた中小企業の多くが後継者不足や人材不足により、廃業となる時代がこれからやってきます。

私たちの携わっている環境衛生事業は、街を綺麗にする事が一番の目的です。

環境衛生事業が人手不足になり、街を綺麗にする仕事をする会社が亡くなってしまうような事になっては行けないのです。

自社さえ良ければ良いのではなく、業界全体のイメージを良くしていかなければならないです。

環境衛生事業の業界は、無くてはならない業界であり、汚い仕事ではありますが、地域に必要とされなければなりません。

その為には、業界全体が、安定的に経営をし、技術の向上をしていかなければなりません。

業界全体のイメージが悪ければ、自社も含めて、人も集まり難くなります。

同業で、足を引っ張りあう時代遅れな事をしている場合ではなく、助け合い、業界全体が他の業界よりも、人が集まるようにしていかなければなりません。

結論、何が言いたいかと言いますと、現在、他の会社の応援に私は入ってます。なので、会社におりません…。どういう思いがあって他社の応援に入っているかは上記で書いてきた業界全体の為です。

私には、私が不在であっても、会社の業務を円滑に遂行していただける、力強い社員の仲間に恵まれております。社長としては、これ程、嬉しい事はありません。社員の皆さんに感謝します。