月の裏側

ついに、月の裏側に、探査機が…。

その偉業を成し遂げたのは、日本でもなく、アメリカでもなく、中国です。

新しい時代が、幕を開け始めました。

アメリカというテクノロジー先進国に、中国が猛烈な勢いで追いつき追い抜くという事実です。

今は、アメリカのGAFАが世界を圧巻しておりますが、中国のBATの時代がやってくる事も視野に入れなければなりません。

日本という国はお気楽な人種で、勝手にアジアでナンバー1は日本だと勘違いしている節があります…。

竹には節がたくさんあります。望遠鏡に改造するには、節をすべて取らなければ、景色を見る事はできません…。

節を見ていて景色を見ていない日本。未だに中国を下に見る傾向がありますが、日本がアジアでナンバー1だという、凝り固まった頭の中を空っぽにすれば、今の中国がどれだけすごい国となってきたかは明確です。

簡単に言うと、日本人が馬鹿になってしまったのです。そして、馬鹿だということに、気づいていないのが深刻な問題です。

日本には日本語という独自の言語があります。インターネット等の情報テクノロジーが発展して世界の情報はすぐにキャッチする事ができます。しかし、日本人がインターネットで見る記事のほとんどは日本語のサイトです。私も含めて、ほとんどの日本人が英語がわかりませんからね…。日本語のサイト=日本人に都合の良い考え方のサイトに、洗脳されているんです…。日本語のサイトでは、当たり前ですが、日本の出来事がそのほとんどです。テレビといったマスメディアも同様です。日本人は井の中の蛙となってしまっているんです。

正直、私はワールドワイドな人間ではなく、商売についても世界を相手にしているわけではありませんが、これからの若い子供たちは今の私たち大人が考える教育では、世界で活躍できません…。将来的に日本の経済力は衰えていきます。

いつまでも、技術先進国の日本だと大人たちが勘違いをしていると、残念ながら、日本という国は世界から相手をされなくってしまいます。

人口が減少していく時代だからこそ、技術でカバーしていかなければならないんですが…。優秀な人材は、日本の企業の現実に気づいてしまい、海外に出て行ってしまう…。

ワールドワイドではない私ですが、日本の経済がガタガタになり、景気が悪くなると、当たり前であらゆる消費が冷え込むので、少しは日本の立ち位置が気になります。

月の裏側どころか、日本は世界の現状と世界から見た日本を探索せねばなりません。

GAFAやBATの経済規模と日本の企業の経済規模を比べてみるとびっくりしますよ。

経済のあり方は、有形な商品の売買ではなく、無形の情報や技術の売買に移行し始めています。

世界経済が新たなフェーズを向かえてきている。中国の月の裏側到達からそんな事を思いました。

※格好をつけて、あえて、GAFAやBAT、フェーズなんて言葉を使ってみました。しかし、この言葉の意味が分からなければ、すでに世界の経済情報を知らないという無知なのです…。