どこに向かっているのか?

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新型コロナウィルス、緊急事態宣言は解除され、少し落ち着いてきました。

しかし、その爪痕はとても深い物になりました。

根治薬がまだ開発されていないからです。

政府が推奨する新しい生活様式。

これに適応するには、対面接客を行うサービス業、人が密集する可能性があるイベント等は、やるなと言われているような物です。

令和となってすぐに、時代が変わってしまった…。

予期せぬ変革期。しかも、徐々に変化をするのではなく、急激な変化です。

業種によっては、その存在を否定されてしまったような物です。

経済規模の縮小。萎んでいく日本。

日本はどこに向かっているのか…。

そこに明るい未来はあるのかがとても気になる今日この頃です。

実は私の好きな言葉で、座右の銘にしている言葉があります。天空海闊(てんくうかいかつ)です。

この言葉を知ったのは今からずいぶん前です。過去のつぶやきにも書いています。

夏目漱石の、「吾輩は猫である」の最初の方に天空海闊を使用した一文があります。

「人間とは天空海闊の世界を、我からと縮めて、おのれの立つ両足以外には、どうあっても踏み出せぬように、小刀細工で自分の領分に縄張りをするのが好きなんだ」

まさに今の新しい生活様式は人間が自分で自分の領分に縄張りを張ってしまった状況です。猫が言うように人間は狭い世界に自ら縄張りを張るのが好きだとするなら、残念ながら、新しい生活様式から抜け出す事は難しいでしょうね。

人は本来、自由闊達であるべきなのだと、私は思いたいです。