深刻な人手不足時代に突入

企業の64%以上が、現在、人手不足だと統計が出されました。

3社に2社は人手不足ということです。

さらに、肉体労働に関していうと、80%以上が人手不足…。

企業の存続が危ぶまれるレベルという事です。

これが、今後の企業の生き残りをかけた問題となるわけです。

会社の業績が良くても、働いてくれる人がいなくては、会社は黒字倒産もあり得るのです。

ずいぶん前から、分かっていた事なので、今更あがいても、時すでに遅し…。

過剰に人を雇ってきた弊社ですら、厳しいのです。

労働力人口の減少を甘く見ていた経営者、何も対策してこなかったので、自業自得でしょうが…。本当に廃業の危機となります。

生産性を向上させる設備の導入がこれから必須となりますが、求人費に資本が喰われてしまい、設備投資がままならない状況となります。

目先では、やはり、働く人の確保が優先事項だからです。

私は、人の確保と同じ用に、生産性が向上する設備に投資をしています。

最近は、解体廃棄物は大型で運ぶ事を想定しております。

4トン車で3台で運ぶ量を、10トン車なら1台で運べます。小学生でもわかる計算ですが、今まで3人で運搬していた作業を、1人で運搬できるのです。

新車で4トン車が1000万とすると、10トン車は、2000万します。

しかし、運転手2人分の人件費は会社が負担する福利厚生費を含めると1人500万はかかり、2人で1000万となります。

もちろん、すべての現場で10トン車が稼働できるわけではありませんが、大きな現場の時は、運搬能力が大きな差となり。価格競争にも勝つ事ができるわけです。

最近、導入した本格的な乗用草刈機も同様です。今まで使っていたゴーカート式の乗用草刈機の倍以上の施工スピードです。

長い目で見ると、人手不足に対応する為には、雇用と同時に、生産性が向上する設備を早期に導入して行かなければなりません。

1番大切な事は、若手従業員の能力の向上です。われわれ、ベテランがどんどんと、若手従業員に仕事の仕方を教えて行く事が大切です。

若手従業員に仕事を任せ、働く意義を理解してもらえるように、継承して行くことが重要です。

生き残れる会社=従業員が安心して働ける会社を作るのが社長の責任です。

私が頑張れるうちに、何らかの形を作れれば良いなと思います。