弊社が運営に携わっている廃棄物処理施設にて、火災が発生しました。
リチウム電池の流通により、ほぼ毎日、小さな発火はありますが、今回は、消防車が出動するレベルです…。
前回の火災時には、約1年復旧に時間がかかる大事故となりました。
全国に報道される重大なトラブルでした。
今回は、内容的には同様な火災が発生した訳ですが、設備の改良により被害が小さく、早期の復旧が可能な見込みです。
まず、怪我人等が出なかった事に、安堵いたしました。そして、早期に復旧できる事に安堵致しました。
リチウム電池は、最近では、ありとあらゆる物に使われております。
しかしながら、廃棄処理をする際には、処理場での火災のリスクがとても高いのです。
今は、柔らかい容器包装プラスチックのみの分別回収となっておりますが、廃プラ新法により将来的に、硬いプラスチックを併せた一括回収に切り替わると、おそらく全国の廃プラリサイクル工場で大規模な火災が発生します。
何故かというと、その受け入れ先は民間のリサイクル施設が多いからです。普段あつかっている受け入れ物は事業所からの廃棄物であり品質が良い為、事故が起きることはありません。しかし、民間のリサイクル施設が家庭ごみ(何が入ってるか分からず、分別が甘い)を受け入れ始めた時、凄まじく火災が発生することは目に見えております…。
本当に切に思うのは、充電できる製品はとても便利ですが、廃棄には十分に気をつけていただきたいです。
全国のリサイクル施設が、リチウム電池のおかげで、散々な目にあっております…。
ごみ収集車も同様に火の車です…。
私からすると、廃プラ新法よりも、廃棄物処理施設にとっての爆弾であるリチウム電池の分別回収を徹底する法律を作っていただきたかったです…。