誰が特をするのか?

だんじり祭りで一日に二人も死者が出ました。とても残念なことです。まずは、亡くなられた方のご冥福とケガをされた方の回復をお祈り申し上げます。

しかし、事故の動画を見ていると、改めて危なく危険なお祭りだと感じました。事故が起きるのは当たり前レベルの危険行動です。

お祭りという歴史的な行事である為、禁止という訳には行きませんが、地域の人たちがこの祭りで団結しているということはよくわかりますが、それでもその結果、自分たちの地域から死者が出るという不幸を延々と続けて良い物かと疑問に感じます。

詳しいわけではありませんが、現在のスタイルになったのは戦後に道路が舗装され、山車の車輪の軸が木製から金属製になってからと聞きます。実際に、山車をゆっくり曳いている地域もあります。

最初にどこかの地域があの全速力で街を駆け抜け、曲がり角を速度を落とさず曲がることを、かっこよく目立ちたいという気持ちでやり始めたんではないか?と思います。

あのパフォーマンスを危険だと感じて、早い段階で禁止にしていれば今回も過去も死者を出すことがなかった気がします。

祭りの盛り上がり>危険性ということでしょうか。さすがに、今回のように同日に二人も犠牲者が出る事態は、社会的な問題となり、来年以降はなんらかの自粛というか規制がかかるのでないかと思います。

仕事に関して言いますと。経済性と安全性のバランスはとても重要です。建設業に関して言うと、高度成長期時代は、経済性>安全性であり業務災害が多発しました。工事中に死人という重大事故が出ようが大きなプロジェクトだとそのまま工事を継続する。それが当たり前の時代があったようです。

現在は、経済性<安全性が重視されるのが日本の経営では会社を守るうえでも安全性の確保が当たり前となっております。まぁ、一部の外国人の解体業者は除きますが。

経済性と安全性のバランスというのは本当に難しく、安全性を極限まで高めると工事そのものが毎回中止という非常に不経済な事態となります。その為、経済性と安全性を両立させてバランスの良いかじ取りをしなければなりません。

だんじり祭りに話を戻すと、歴史(祭りの盛り上がり)≦安全くらいのバランスにしていかないといけないと思いますが、なかなかこの決断は簡単にはできません。祭りでなければおそらく警察は危険行為ですぐにイベントを中止させますが、長年このスタイルで続いてきた祭りの危険行為を誰も止めれない状態です。

今回のような事故をおこさず歴史文化をまもるだんじり祭りになることを期待します。

が、実際には、あの山車が颯爽と街を駆け回る姿が見れなくなるのもつまらない祭りになるなと思ってしまいます。こういう考えが駄目なんでしょうが・・・。