今日から、月曜日まで、酸素欠乏硫化水素危険作業主任者の講習を受けに来ています。
今まで、会社の諸先輩方が持っている資格は、あえて取ることもなく、名前を借りていました。
弊社の諸先輩方は、30年選手の超ベテランばかりです。
しかし、そろそろ諸先輩型も会社を後にしようとしております。
もちろん、諸先輩型が会社を後にしても、ある程度の人数の有資格者はおります。
しかし、本当に危険な現場は、私が監督をする事が多いので、実際の作業指揮者は私です。なので、こういった現場系の講習も時間が許せば取りに行くことにしました。
新しい仕事で必要な資格は、社長になる前に、頑張ってほとんど取りました。
逆に、持っていて当たり前の既存業務に関する、現場系の資格は、他に持っている人がたくさん見えるので、あえて取りに行くことはなかったのですが…。
諸先輩方が監督していた現場も、気づいたら、私が監督するようになってきました。
ただ、正直に言いますが、今、講習で習っている事は、全て頭に入っています。
弊社は、古くから酸欠の危険がある槽内作業の実績があります。
諸先輩方から教えていただいた現場での知識は、机上の講習よりも遥かに上をいっています。
第三者から見ると弊社の仕事は適当なように見えがちですが、危険業務に従事している割には大きな作業事故はおきていません。
長年受け継がれて来た知識が、現場でのツボをおさえているのです。
人の入れ替わりが多い最近の世の中ですが、弊社の強みは、20年以上のベテランが社員の半数近くを占める事です。脈々と技術と知識は受け継がれています。
日本の企業にとっては、これから技術の継承が大切です。
まだまだ教えられる方の立場の気がしておりましたが、気づいたら私も現場の監督経験がながくなってまいりました。
次の世代に教育をして行く為の、再確認の意味もあり、講習をうけております。
ちなみに、講習中は、携帯にお電話をいただきますと、専務に転送されます。よろしくお願いします。