アフターコロナ

まず、新型コロナウィルスにより、様々なご苦労がある皆様の今後のご多幸をお祈り申し上げます。

早速ですが、新型コロナウィルスによる緊急事態宣言が延長されました。

できる事なら、全ての都道府県、市町村単位で、無作為抽出にて300入程度の抗体検査をしていただきたかった…。

感染状況を調べずに、緊急事態宣言の再度の延長をする…。経営者であるなら、自社の数字を知らずに経営計画を立てるのと一緒です…。何の意味もありません…。ある程度正確な数字がなければ、指標が立てれません…。

消費税の増税から、急激に景気が悪くなっていたのは明白ですが、緊急事態宣言を延長し、経済活動をぶっ壊して、新型コロナウィルスのせいにする…。

結局、新型コロナウィルスがある程度収束して、経済活動が再稼働するアフターコロナですが、

私の観測ですと、アフターコロナと言っても、ウィズコロナの世の中となります。完全にコロナから開放される事は当面ありません。全国民の半数以上が抗体を持つか、根治役が見つかるまでは、コロナの影響があります。

そして、今回のコロナ騒動で、かなりの数の経済弱者が生まれるのはもう避けられません。経済自粛を延長したので、すでに残念ですが確定です。

アフターコロナ。ビフォアコロナの状態になるには、早くても1年かかるでしょう…。それくらい長引きます。長引いてもウィズコロナの状況は、おそらく変わりません。

また、今回のコロナにより、様々なビジネスモデルそして、ライフスタイルが変化しました。実は、もう少し時間をかけて将来的に起こるであろう変化が、一気に起こってしまったと私は考えます。コロナによる一時的なものではなく、アフターコロナにおいても、今の状態が続きます。

と言うことは、今の状態で、人は生活できる工夫をし、企業は稼がなければならないという事です。

仮に、少し以前と同じように戻ったとしても、長い目で見ると、人はコロナ禍の生活スタイルになって行く気がします。働き方についても同様です。

そう言った意味で言うと、今のコロナショックを人も企業も受け止めて乗り越えなければなりません。乗り越えれなければ、将来的には、淘汰されてしまうのです。

今回のコロナにより、マスクや日用品を売っているドラックストアを普段よりも多く使う人が増えました。代わって定価販売のコンビニを利用する人は減ったと思われます。コンビニにあってドラックストアにないのは、温かくて美味しい弁当、コピー機、ATMくらいです。これが、ドラックストアに導入されたらどうなりますか?コンビニの負けですよ…。

また、実店舗を持つ、百貨店、洋服店、書店などは、ECサイトに、シェアを奪われました。テレビはユーチューブに…。芸人もユーチューブの世界に一気になだれ込みました。

コロナショックを受けても、GAFAは好調なのです。

日本では米国のGAFAが当たり前ですが、世界的に見ると中国のBATHの存在感も大きくなって行くでしょう。

それに引き換え、自動車産業はどうでしょうか…。住宅にしてもそうですが、すでに供給過多となっている気がします。今回のコロナにより、人は大きな買い物をしなくなる世の中になるでしょう。たかい金額を払ってローンを組んで見栄で新車に乗る。今回のコロナで被害をすでに受けている人は、すでに車を放出し始めています。

キャッシュフロー、お金の流れが変わったのです。

コロナに堰き止められて、お金の流れが変わりました。コロナという堰を外しても、新しくできたお金の流れを元に戻す事は簡単にはできません。新しい流れは時間と共に土を削り深くなりさらに流れやすくなって行きます。

新しくできたお金の流れに乗り遅れた人と企業は、時間から取り残されます。前に進めなくなるという事です。

今回のコロナショックは、将来、歴史の教科書に載ります。歴史的な転換期がコロナにより起きるからです。

第二次世界大戦後の全世界というスケールの歴史的変化が新型コロナウイルスによりもたらされました。

過去にもどるタイムマシーンを持たないので、この事実をただただ受け止め、そして、対応しなければなりません。

そして、その先に待ってるのは明るい未来です。そうなるように大人が頑張らなければ子どもたちが可愛そうです。

皆さん、頑張りましょう。