本日で、令和4年という年が終わります。
弊社としましては、大きな事故等がなく無事1年を終われた事に、お客さまと従業員に感謝申し上げます。
今年を振り返ると、地域紛争という名の実際には、戦争が勃発しました。その影響があったせいかは、別として、世界的な物不足による物価高騰、そして、世界は人口が増えるなかで、人口が急減して行く日本の衰退による円安が起きました。
弊社に関して言いますと、急激な物価高騰により、直近の決算は、大変不本意ながら赤字となっております。
従業員の仕事内容が変わったわけではなく、企業物価の高騰による背景の為、会社の業績を回復するには、社長の私が決断をしなければなりません。
以前から言っておりましたように、値決めできなければ、これからは企業は存続できないということです。
お客様には、大変心苦しいですが、令和5年度4月より、各種料金を見直しさせていただくこととなります。
これからは、急激な少子高齢化による人手不足が企業の大きな問題となります。新規従業員を雇用する為の人件費と求人費は、凄まじい勢いで高騰して行きます。常々、言っておりますが、弊社のようなサービス業は、人がいなければ始まりません。黒字であっても、働く人がいなければ業務縮小か廃業となります。
企業間の人の取り合いはこれから熾烈を極めます。我々のような体力のない中小企業が生き残る為には、大企業に負けないくらいの利益を確保し、従業員の雇用を維持しなければなりません。これが、値決めができなければ企業が存続できない大きな理由です。
今まで通り普通に経営をして、赤字に転落となるということは、効率を良くする(同じ作業で人手を減らす)か、値上げをするしか、改善はできないわけです。
生き残りをかけて、様々な各企業が今年と来年は一気に値上げをします。今年と来年が変革の年となるわけです。残念ながら、この流れについて行けない企業は、恐らく存続できません。
さらに、追い打ちをかけて、新型コロナ対策で、世界各国がお金をバラマキ過ぎた結果、大変、財務状況が悪くなっております。悪いままで放置する訳には行かず、税金等の締め付けは厳しくなり、金利も上昇させねばなりません。ますます、企業と国民には厳しい世の中となります。来年からしばらくの間、世界経済は大幅な消費活動の減少による景気後退は避けられないでしょう。
残念な事に、消費活動の減少=売れる数が減るわけです。これで、利益を出す為には、値上げしかありません。ますます、値上げは加速し、必要な物だけが売れる=生き残れるとなります。
何とか、弊社も永年に渡り、存続できるように、この変革の年を乗り切っていきたいと思います。
来年も、よろしくお願い申し上げます。