今回の参議院選挙の民意(減税)を含め、与党のバラマキ給付金の財源はどこから出るんでしょうか?
これが、今、気になってしょうがありません。
与党のバラマキは一回きりなので、予算がはっきりしてますが…。
野党が望む、減税。これは、その場での費用はかかりませんが、後の後世に、負の遺産を残す結果となるかもしれません…。
正直、現在の日本の通貨である円はかなり価値が落ちています。国際通貨とは、もう呼べない状況です。
なぜなら、日本の国債(国の発行する債権)の信用度ランクが落ちてきており、かなり状況は悪いからです。
経済を見てる人なら、これは当たり前の事なんですがね。
仮に、これから行う施策に対して、国債を発行した場合、何が起きるか?
円が大量にバラまかれて、円安となり、輸入品は高くなります。インフレですよ…。
で、信用度の低い引き取り手のない日本の国債を日銀が安く引き取る結果、金利が上昇していきます。
ただでさえ、現状は、長期金利が上がって来ている状況なのですが…。これ以上に金利が上がると、企業は借り入れの返済が困難となり、家庭においては、住宅ローンが返済できなくなります。
これは、かなり深刻な事なんですがね…。
が、これを実行することを、今回の参議院選挙で国民は選択したわけです…。
世も末だな…。と、正直思いますよ…。
おそらく、年末頃にはドル円は、160円付近…。長期金利は、2%に届くかも知れません。
金利が高くなると、誰が得するか?預貯金を持っている資産家です。
これが、今回の参議院選挙で、国民が選択した結果です。
消費税が減税されて、得をするのも、大きな買い物をする富裕層です。
もう少し将来を見つめて、どういう施策なら、富める人から国の為におカネを徴収できるかを、これから、じっくりと考えて行く必要があります。
意外とですね…。皆さんが知らないだけで、富める層というのは、寄付とかも結構しているんですよ…。
私なんかでも、富める層ではないですが…。赤十字や国際基金にも、わずかながら寄付してます。
話がそれてしまいましたが、安易な選択は、短期的に見れば上手く行くことはあっても、長期的には損をしてしまうことは多々あります。
老害の説教だと、今の風潮だと言われかねないですが…。世界情勢、歴史、経済をしっかり勉強すると、安易な減税やバラマキのもたらす将来が予測できるのです。
手法としては、歳出を減らすという事です。国会議員の給料減らして、定数も減らす。これが手っ取り早いですね。で、国民ファーストを掲げるなら、外国人に対して高額な入国税、滞在税、帰化時に高額な預託金をもらえば良いのです。
これからの1年でいろいろと、日本は変わりますよ。
国民が選択した政治が、変わるのですから。