浄化槽の清掃の目的

明日で、東京での講習も終わります。夜食は今夜が最終日です。

なので、宿の隣にある、江戸前寿司で夜食を取りました。

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値段に、ちびってしまい…。宿に戻って、オニギリ食べました…。

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ちなみに、お酒も…。

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なぜなら、嫁さんからもらった東京用のお小遣いをお酒で使い過ぎて帰りの新幹線での夜食とビール代が怪しいからです。

そんな事は、まぁ、どうでも言いお話しですね。

今日、講師の先生が、これからの人口減少時代に、高齢者世帯の浄化槽が問題になると、おっしゃられました。

私も、その通りだと思います。

5人槽の浄化槽を、高齢者が1人や2人で使っているのに対して、浄化槽の清掃を年に一回する必要があるのか?するにしても、量を減らす必要があるのではないか?

この大きな問題です…。

これからの、人口減少、高齢化社会において、真剣に考えなければならない問題です。

講師の先生は、法令に定められた引き抜き量より、少なくする必要があるとおっしゃられました。

私は、正直、その場で反論しようかと思いましたが、踏み止まりました。

講義後に、先生にお伝えしました。そして、先生も私の意見に賛同を示していただきました。

さすがに、生徒がいる前で、先生に反対意見を言うのは先生の顔を潰すことになりますからね。

本題です。

浄化槽清掃の必要性。

たまったスカム(浮上性汚泥)と汚泥を引き抜く事が一番の目的です。そのほかに大切な事があります。清掃をする事により、通常状態より低い水位にする事により、保守点検時では発見できない槽内の異常を発見する事ができるのです。

清掃の目的は単に汚泥を引き抜くだけではなく、汚泥を引き抜いた事により、平常水位時では確認できない槽内の状態を目視で確認して不良か所を調べる事ができると言う事です。

健康診断で言うならば、胃カメラやレントゲンです。目立った異常がなくても、それをしなければ異常がわからない可能性があるのです。

ただ、高齢者の使用量が少ない浄化槽の清掃については、これから、真剣に業界内で話し会いをして何らかの経済負担を軽減する措置を考えていかなければならない時代を迎えつつあると思っております。

営利も必要ですが、それ以上に、地域の水環境に対して最善な方法を見つけなければなりません。

私たちの仕事は、水をきれいにする事です。きれいにするというより、汚くしない事です。汚い水を流さない。その為には、あまり優しい事ばかりは言っておられません…。やるべき事はやらなければならないのです。

浄化槽の清掃は1年に1度は最低してくださいと定められております。

国の法律の中で、一番守られていないのが、浄化槽法かも知れない…。なんて思っています。

国の法律に明記される1年に一回の清掃。本来は必ずやらなければなりません。

自然環境を後世に遺して行く為には、目先の経済性よりも、損得抜きにして、やるべき事をやって行く必要があります。