戦争の始まり

日本は、ロシアから非友好国と見なされました。

そもそも、何故、ロシアがウクライナに攻め入ったか?

もともとロシアは、ロシア・ソビエト連邦社会主義共和国というソ連崩壊前はソビエト連邦の1番大きな国です。ウクライナもソ連であり、ウクライナ・ソビエト連邦社会主義共和国でした。

もともと同じ社会主義共和国であった友好国が、民主主義国家の欧州連合EUの仲間入りをするという事は、わかりやすく言えば、恋人をとられるようなものですよ。

社会主義は、個人主義・自由主義・資本主義・市場経済の弊害に反対し、より平等で公正な社会を目指す思想・運動・体制を社会を組織化することにより人々を支える国家運営です。共産主義社会が実現されれば階級や国家は消滅し、自由で平等な社会が実現するという考えに基づいている訳ですが、現実には、官僚統治により、官僚は莫大な特権を握り、国の殆どの資源を有し、農民・労働者・商人・反体制派などを搾取することが常態化にして、残念な事に、貧富の差が生まれています。官僚国家すなわち、官僚のトップによる独裁国家という事です。

そんな自由のない政治体制、力で抑えなければ崩壊するに決まってます。国に逆らえば、厳しい罰則です。

グローバル化が進み、世界の情報がネットで得られる時代に、自分たちの官僚に搾取される生活と自由な生活、どちらがいいか?皆さんなら、どちらを選びますか?

どんどんと周りの国が民主主義国家になって行く事に、社会主義国のトップはどれだけ恐怖を感じるでしょうか?恐怖を感じた結果、反抗するのです。

長くなりましたが、戦争というのは、戦(いくさ)です。

戦は、武力行使をする事のみではありません。昔から兵糧攻めがあります。経済制裁という兵糧攻めを世界各国がロシアに対して実行しているのです。相手からすれば、日本もすでに戦争に参加している事になります。

だから、非友好国に見なされた=対戦国という宣言をされたという事です。

経済制裁を加えると言うことは、兵糧攻めと一緒であり、直接武器を使って戦うわけではないですが、お金の循環を止めることにより、相手を飢えさせる戦法です。兵士に限らず、市民も的となります。とても残酷な行為です。

この残酷な行為を、今、日本はロシアに行っている。ロシアから見た日本は友好国である訳がありません。

すでに、日本も戦争に巻き込まれるというより、国際連合として、兵糧攻めに進んで参加しているという事です。対岸の火事ではなく、こちらから、対岸の火中に栗を拾いに行ってしまったのです。

火中の栗を拾いに行った結果、大やけどしなければ良いのですが…。非常に不安です。