令和6年度のスタート

明日から、令和6年度となります。お役所的には、4月が年度の切り替わりだからです。

で、令和6年度ですが、様々な、働く人にとっての法律改正がなされます。

簡単に言うと、労働時間の問題です。

現在、人口減少真っ只中にあって、そこで、労働時間を減少させたらどうなるでしょうか?

答えは簡単ですよね。

さらに、人手不足となります。

なんか、労働生産性を良くして…。と、綺麗事を言ってますが、そんなに簡単に、ロボット化やIT化は進みません…。

労働時間を減らせば、成果物は下がるに決まっております。そして、働く人の賃金も、成果が上がらなければ…。

建設業で言えば、週休2日にしなさいよ…。じゃあ、今まで月曜日〜土曜日まで、6日間を日当で働いていた職人の給料は、月曜日〜金曜日の5日になります。給料は、今までの6分の5です。手取りが30万から25万になるわけです。

これ、どうですか?自由に使える時間は増えても…。使えるお金が減るわけです…。

経済というのは、消費が増えなければ、(買う人が増えなければ)、需要は増えません。(物は売れない…。)

人口減少で、需要はどんどん減るのに、労働時間を減らして、賃金減らし、需要が減る政策…。どうなんでしょうかね…。

そこは、労働生産性を高めて下さいと、言いますが、企業努力により労働生産性を向上させたとして、その企業は、1日労働時間が減った人に対して、今まで通りの賃金を払うか?という事です。

はっきり言いますが、働かざる者食うべからず…。

しっかり働いた人には対価を払うのは当たり前で、国がこれ以上働くな…。と、言うのはどうかな…。と、思います。

そもそも、日本の会社の約7割は赤字決算です。これは、ほとんどの中小零細企業が当てはまるという数字です。

赤字決算で、労働時間を短縮して、さらなる赤字となるわけです…。

耐力がある会社以外は、ぶっ潰してしまえ…。と、言うことでしょうかね…。

内容が悪い赤字体質の中小零細企業会社から、黒字の大企業への労働力の再分配を狙っている事が予想されますが…。

大企業で活躍できる中小零細企業あがりのスーパーマンは、まず存在しません…。結果、使い捨ての流動的な雇用となります。

これからは、ますます貧富の差が出る世の中となるでしょう。

大きな声で叫びたいのは、肉体労働者を馬鹿にするんじゃね〜…。と、言うことです。

他の人が、やりたくなくても、誰かがやらなければならない仕事は存在します。そう言った仕事を、中小零細企業が受け皿となってやってきた訳です…。

それを、大企業の人手不足で、金に物を言わせて、人手を吸い上げ、使い物にならない人は、使い捨て…。

こんな日本はやだな…。と、思います。

久しぶりに、大きな声で、毒を吐きましたが、これから先、世の中が明るくなる兆しが見えません。

しかし、私は、周りの人に支えられて、なんとか持ちこたえております。そして、支えてくれた人を不幸にしないように頑張ります。

お金は大切ですが、お金よりも大切な物もある気がします。