負けたらお終い

喧嘩もそうですが、商売も負けたらお終いです。

負けたら、相手に仕事を取られます。

命の取り合いは、逃げるという、選択肢もあります。

しかしながら、商売は、逃げてばかりいると、仕事が取れず、疲弊します。

だから、逃げたらお終いなのです。

損得や、貸し借り等もあり、今回は負けてやらなきゃいけないなと思う時もあります。

が、負けっぱなしは、負けグセが付くから駄目です。

じゃないと、弱い会社になってしまいます。

私は、平和主義なんで、負ける事が多いんですが、あんまりにも負けるので、相手が遠慮してくれるような気配もあります。

敵に塩を送るという事も、時には必要なのです。

ただ、これからの将来を考えると、敵に塩を送る余裕は、なさそうな気がします。

それくらいに、これからは厳しい時代を迎えると思っています。

今は、いろいろな事が、転換する過渡期です。

生き残れるように、いろいろな事にアンテナを張り巡らせ、世の中の流れに乗らないといけません。

だって、負けたらお終いなんですから…。

時代の変化

これからの世の中は、経済活動による社会貢献と同時に、環境保全による社会貢献が求められる時代となります。

背景には、温暖化と世界的な人口の増加による資源不足が今後ますます世界的な問題となるからです。

中小企業の弊社は、今を生き抜くだけで、必死な訳ですが、大きな企業は、これから単に売上だけを確保するのではなく、同時に環境保全に配慮をしなければなりません。

物を作るという事は、材料がいります。加工するには、電力を消費します。すべての材料を無駄にせず製品を作る事はできず、廃棄物も発生します。

この工程を、とにかく温室効果ガスであるCO2を出ないように、限りある資源を無駄にしないように経済活動をしなければなりません。

CSRからESGへのシフトが始まります。

この環境配慮は、新しいビジネスとなります。この新しいビジネスに大手企業がこれから力を入れてくるわけです。

もともと弊社のような中小企業が主役であった、環境ビジネスに、大企業が参入してくるわけです。

廃棄物を出さない世の中、廃棄物をリサイクルして再資源化する世の中となって行きます。

廃棄物=循環資源

我々、中小企業の廃棄物処理業者が廃棄物を処理する時代はもうすぐ終わり、大企業によるリサイクルループへと転換がなされて行きます。

私の予想では、カスケードリサイクル(リサイクルするにつれて品質が低下するリサイクル)から平行リサイクル(製造時に使用する材料に戻し同一な品質を保つリサイクル)に移行して行くようになるのではないか?と考えます。

今までは、街を綺麗にする為に、清掃会社がやってきた廃棄物処理を、循環資源として大企業がリサイクルする時代が始まろうとしています。

と言うことは、創業時より街を綺麗にする事を生業としてきた、弊社のような環境衛生社の仕事がなくなると言う事です。

残念ながら、中小零細では、この大きな社会的変化に対応する事は困難です。

カメレオンのように、業態変化をするか、もしくは大企業のループに何とか混ぜていただき主役から脇役に身を落とすかです。

この変化を指を咥えて静観するか、ビジネスチャンスと捉えるかは経営者次第でしょう。

何とか、ビジネスチャンスにつなげて、地域に貢献できるようにしていくのが、これからの私の重要な仕事になるような気がします。

まだ、現場に出てるんですか?

今日、「まだ、現場に出てるんですか?」と、 聞かれました。

即答で、「出れる時は、現場に出ていますよ。」と、答えました。

世の中的には、「一宮中部衛生の社長」≠「現場方」なようです。

中小企業の社長、その社長の仕事って、何でしょうね?

実は、私自身が、社長の仕事は、何をするべきなのか?まだ、わかっていません。

そんななかで、「まだ、現場に出てるんですか?」と、言われると…、

ただ、私は、自分が、社長をやっている間は、会社を潰さないこと、地域に貢献する事、その2つの目的しかありません。

その、先頭に立つのが、社長の仕事だと思います。

社長の仕事は、これだ!!という考えはなく、今、やるべき事をやる。

なぜかと言うと、社長というのは、決まった仕事があったら駄目なのです、ある程度の自由があり、総務、経理、営業、新規企画等の全般、会社の全貌を見る必要があるからです。

見ていないようで、専門的にその業務に携わる従業員以上に、細かく見ています。

それが、社長です。

会社には、社長は、ひとりしかいません。

その社長の仕事は、社長自身が決めるのです。人に言われてやるのではなく、社長は自分の今やるべき事をやるのです。

残念ながら、今、やるべき事をやらない社長が増えた結果、社長は現場にでないのが当たり前の世の中になってしまったのかも知れませんね。

下方修正

経営者をしていると、会社の成績というのは、子どもの通信簿のような物です。成績が悪いと心臓に良くありません。

今期は、前期に比べると、厳しい期になるだろうとは、覚悟をしていましたが、上半期を迎えた現在、予想を遥かに超える厳しさです。

法令が変わり、昨年、一時的に伸びた部分が、リバウンド…。ある程度の予測はしていましたが、想定以上のリバウンドです。

あとは、資材の高騰。特に、車で商売をしている弊社にとっては、燃料の高騰は、とても厳しいです。

物の値段は、年々、実質的に高騰しています。バキュームカーやごみ収集車は年々高くなっており、年5%〜10%の値上げ巾です。どんどん高くなる為、早めに車両は購入を進めて行く必要があります。

実質的なお金の価値、紙幣の価値が下がって来ている為、紙幣の価値があるうちに、早めに設備投資に回した方が良いのです。

デフレと言いつつ、ステルス的に、インフレは始まっているんです。

税金が2%あがれば、国内での実質的な紙幣の価値は、2%下がります。銀行に預けている現金にしても、2%分実質的な価値が減っています。

この不況下で、国は賃上げを迫ります。これは、何を意味するのか…。

原資がないので、企業とサラリーマンから、年金や社会保険料を強制的に徴収しますよ。という事です。

社会保険料の恐ろしいところは、勝手に決めて、勝手に上がって行く事です。消費税と違い、社会保険料は我々の将来のお金だから仕方ない為、あまり騒がれないので、気づかないのです。

介護保険は、現役世代からとるだけではなく、65歳以上の年金生活者からも徴収します。年額6万程です。

この6万が払えない高齢者が昨年は2万おり、資産の差し押さえをされています。これからは、もっと増えるでしょう。

紙幣の価値が下がり、実質的に物価が上昇する。これは、不景気化のインフレ。スタグフレーションです。

少し前に値ぎめができなければ終わると書きましたが、値ぎめができるところは、価格を高騰させています。というか、値上げしなければ赤字となるのです。輸入に頼っており、紙幣の価値が下がり、原価コストが高くなれば、その分値上げをしなければなりません。従業員の給料を賃上げする為には、売上を増やす=値上げをしなければなりません。

経営者というのは、こういった当たり前の事を、真剣に考えて、未来を予想して、計画をたてる必要があります。

想像以上に、これからの日本で既存の商売をするという事は、難しいと言えます。

労働生産人口が減る経済縮減時代に、成長をするという事は、とても難しいのです。

大きな問題

これから先、大きな問題となります。

それは、国、そして地方自治体の借金です…。

なぜ、収入以上にお金を使うのでしょうか…。国民サービス、市民サービスとは言え、収入に合わせた支出でなければなりません。

会社であれば、現在の日本と地方自治体は財務破綻で倒産です。

ちょっと、そろそろ真剣に考えなければならない時期が来ています。

馬鹿な事を、と、思うかも知れませんが…。

現状の負債を一瞬でなくす方法があります。

デフォルトです。円の価値をなくせばいいのです。

これに巻き込まれるのは、国民です。今まで、必死に働いて貯めたお金が一瞬で紙ぐすになるのです。

そんな、馬鹿な…。と、思うかも知れませんが、そろそろそういう時期が近づいてきます。世界的に紙幣を紙くずにしてしまい、借金を帳消しにする、そういうターンをむかえています。

新型コロナの対応で、政治は、お金をばら撒きました。問題なのは、手元にお金がないのに、ばら撒いた事です。

明らかに、矛盾しているのです。その、矛盾は、将来に先延ばしされますが、いずれ大きな問題となります。

実際の紙幣よりも、怪しい仮想通貨に、なぜ投資するか?現在の紙幣が紙くずになる可能性を資産がある人は想像し、仮想通貨にも投資をしているからです。

当たり前ですが、収入以上に、お金を支出してはいけないのです。

ちなみに、一宮市の下水道事業の負債は…。とてもびっくりする額ですよ。なぜ、お金がないのに、下水道事業を継続するのでしょうか…。不思議です。

値ぎめできなきゃ終わるかも…。

新型コロナワクチンの接種が進んだ結果かどうかはわかりませんが、現状、新型コロナは落ちついています。

が、問題なのは、この不景気ですね。

選挙も終わり、新政権がどのように日本の経済にテコ入れするのかが見物です。

日本の経済の屋台骨を支える自動車産業は、かなり雲行きが怪しくなっています。自動車のEVシフトは、自動車の白物家電化を招くからです。日本の大衆車は低価格競争で中国の電気自動車に勝てるかどうかです。残念ながら家電は負けました。ブランドは残っていても、国内生産はほぼありません。

自動車に限らず、価格競争が生じると、必ずどこかに負担がきます。材料コスト、人件費コスト等をつめていかなければならないわけです。

価格競争=低生産性となるわけです。

日本の生産性が低いのは、良い物を安くで競争を繰り広げたせいです。その結果、Japan is cheapとなりました。

追い打ちをかけての円安。今、外国人の観光を開放すれば、凄まじい需要があるのは、間違いありません。買うなら今ですよ観光株を…。

話はそれましたが、商売で負けるのは、値ぎめができないからです。競争に巻き込まれると、やはり価格を下げる必要があります。

値ぎめができるという事は、独占しているか、ファンがついているかです。

変な話ですが、商売で値ぎめができるのであれば、赤字にはなりません。買ってくれる人がいる事が前提ですが…。

今、木材、鋼材、石油、すべての物が値上がりしています。コロナで生産が止まっていた、生産を減らしていた影響で、玉がないので、売る側が強気で値ぎめをしているからです。

タバコなんかは、不健康を理由に税金上げたい放題です。取れるところから取る。

それにしても、タバコとガソリンは消費税もあり、二重課税なのが、とても嫌なところです。車もそうですがね。自動車税に重量税…。

また話がそれましたが、日本はスタグフレーションとなりそうな気配です。

政治により賃上げが叫ばれていますが、賃上げをするには原資が必要です。賃上げを実行した企業の税優遇措置なんかも言われてますが、日本の中小企業のほとんどが赤字か僅かな黒字の状況で、恩恵はありません。メリットがあるのは黒字の大企業です。大企業で働く人と中小企業で働く人の賃金格差が生まれます。しかし、大企業は、これから45歳で首切りとなる世の中を迎えます。大企業=安泰ではないわけです。

じゃ、どうしたらよいか?

値ぎめが出来てるところがいいんです。なかなかないですがね。

値ぎめができる、信頼信用、顧客に好かれる必要が、企業経営には重要だと言うことです。

災害廃棄物について

つい先日、新聞の1面に災害廃棄物の問題が記載されていました。

災害時には、大量の廃棄物が発生するという事です。

災害廃棄物は、市町村が処理をする一般廃棄物という位置づけです。

もちろん、激甚災害となれば、国からの補助がおります。

ただ、お金が降りてきても、片付ける計画をたてるのは市町村です。もちろん、国も支援をしてくれます。

事前に様々なシュミレーションをすると思います。やはり、重要なのは、発生段階、初期の分別です。最初が肝心なのです。

そして次は作業能力です。一般廃棄物の業態は、基本的に人力作業です。ここを見直さなければなりません。大量に発生した廃棄物を人力で処理することは、無駄にマンパワーを費やすだけで、作業ははかどりません。

道路からの積み込みは、2トンから3トンクラスの小型重機で行い。仮設の処分場まで、2トン〜4トンクラスのダンプで運びます。仮設の処分場は、7トン〜20トンクラスの重機で作業を行い、10トン〜20トンクラスのダンプで最終処理先まで運搬します。

ここで、大きな問題となる事があります。初期の道路での積み込みを行う2トンから3トンクラスの小型重機は多く導入する必要があります。重機は、レンタルでまかなえます。問題なのは、重機に装着する、ツカミ具(Zホーク)と呼ばれるアタッチメントです。通常の重機は土砂を積むバケットが標準な為にツカミ具はありません。機械があってもツカミ具がない事が問題なのです。

私なら、国として災害時に備えて、この重機のアタッチメントを備えます。3トンクラスのツカミ具であれば高くても30万です。100個買っても3000万、1000個買っても3億です。

重機のレンタル機やオペレーターは千人集める事ができますが、小型重機のツカミ具は普段使わない物の為、すぐに用意ができないのです。

各市町村が独自でこのツカミ具を人口千人に対して1個、38万の人口の一宮市なら380個用意しておけば、市内の土建屋さんのミニバックホウで対応ができるのです。

あっという間に片付きますよ。

災害廃棄物の対策というのは、分別と機械力なのです。そこにどれだけの機械を用意できるか?ただ、機械があっても、ツカミ具(Zホーク)がなければなりません。

弊社では、イザと言う災害時に備える為に、重機を使う解体工事に力を入れています。

はっきり言うと、人力でやるのが嫌だからです…。

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腕時計

腕時計。

男性なら、わかると思いますが、結構、見られるんですよね。

ついつい、相手がはめてる時計に目が行きます。

車もしかりですが、時計は、とても重要なアイテムなのです。

興味がない一部の人を除くと、車と時計は、男のステータスなんですよね。

見てないようで、みんなチラチラと相手の時計を見てるのです。

天文学的な金額を覗くと、ロレックス、オメガ、IWC、TISSOTなどが、人気です。

けど、私のおすすめは、やはり、セイコーです。

セイコー5という安価なモデルでも、とてもかっこよい物があります。

実は、セイコーの近年モデルでも、発売終了後に、5倍くらいの値上がりをするような時計もあります。

壊れず、おしゃれなセイコーの時計は、海外でとても人気なのです。

ロレックスは、もちろん良いと思います。

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それ以上に、セイコーは、魅力的な日本の時計です。

見栄で高い時計を身につけるより、おしゃれなセイコーをおすすめします。

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先手必勝

先手必勝という言葉を知ってますよね。

先に手を出した方が必ず勝つという意味です。

これは、商売をするうえで、とても重要です。

とにかく、先に、着手することにより、ライバルより優位に立つ必要があります。

1番と2番には、とてつもない大きな差があります。

日本で1番高い山はどこですか?

それでは、2番目に高い山はどこですか?

答えれる人の比率はどうでしょうか?

今、危惧していることは、電気自動車の販売が、日本が大幅に出遅れている事です。

変なプライド(プライドと言うより、我欲)の為に、日本のメーカーなら簡単に作れる電気自動車(EV)を世に出す事を躊躇ってしまった結果…。

後手に回ってます。

このまま行くと、電気自動車への転換期に、日本の既得権益である自動車業界は、撃沈します…。

中国から、安価な電気自動車が、海を超えて、日本を攻めてきます。

事実、佐川急便は、契約は日本の企業とですが、中国で生産された軽の電気自動車を近々大量に導入する予定です。

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私の予想だと、1台あたり、150万くらいになるのではないかと思います。

日本の自動車メーカーに同様の物を作らせたら、倍の300万はかかるでしょう。

また、佐川急便から、話は変わりますが、中国から間もなく電気自動車の小型トラックも国内に入ってきます。

物流大手のSBSホールディングスも、契約は日本の企業とですが、中国で生産された積載量1000キロクラス電気自動車小型トラックを導入予定です。

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価格は380万という事です。同様の物を国内自動車メーカーが作った場合、600万は必ず超えてきます。

国内自動車メーカーの電気自動車の開発生産が遅れている為に、ファブレス生産(国外生産)により、中国からどんどんと入ってきます。

駆動力が電気となった事により、自動車は、将来的に家電となるのです。

中国=安くて悪いという時代ではないのです。安くて良い物を大量に生産する時代なのです。昔の日本ですよ…。

そんな馬鹿なと、思うかも知れませんが、今、日本を走ってるボルボのエンジンは中国製です。何故なら、ボルボは親会社が既に中国の自動車メーカーなのです。

自動車の電動化、EVへのシフトは、世界的な流れです。自動車が家電化した場合、大衆車は安価な方にシフトします。

現在の日本の自動車メーカーは、電気自動車の分野においては、先手必勝ではなく、後手に回ってます。

これが、これからの日本の経済を大きく左右する事になるのは、時間の問題でしょう。

先手必勝を覆して、日本の自動車メーカーには、何としても頑張って欲しいものです。

後ろに歩くように俺はできていない

悲しくて 悲しくて

心割れるくらい 悲しくとも

悔しくて 悔しくて

奥歯割れるくらい 悔しくとも

 

後ろに歩くように俺はできていない

今日を行くだけだ たとえカメより遅くとも

 

寂しくて 寂しくて

心もがれるくらい 寂しくとも

辛くて 辛くて

明日さえもがれるくらい辛くとも

 

後ろに歩くように俺はできていない

今日を行くだけだたとえカメより遅くとも

 

後ろに歩くように俺はできていない

今日を行くだけだ たとえカメより遅くとも

後ろに歩くように俺はできていない

今を行くだけだ たとえ誰より遅くとも

それでも後ろに歩くようには

俺はできてないのさ

俺はうしろに歩くようにはできていないのさ